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ヤマハ、スリムAVアンプ採用の5.1chシアターセット

RX-S600とサテライト/トールボーイを組み合わせ

AVアンプ「RX-S600」とトールボーイスピーカーなどをセットにした「YHT-902JP」

 ヤマハミュージックジャパンは、9月から発売している薄さ111mmの5.1ch AVアンプ「RX-S600」(68,250円)と5.1chスピーカーをセットにした、ホームシアターパッケージ2機種を11月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、小型サテライトスピーカーを採用した「YHT-702JP」が7万円前後、トールボーイスピーカーをフロントに採用した「YHT-902JP」が85,000円前後。どちらもカラーはブラック。

 また、ヤマハからスピーカーセットのみの販売も行なわれる。発売時期は11月上旬で価格はオープンプライス。小型サテライトスピーカー採用が「NS-P40」で、店頭予想価格は25,000円前後、トールボーイ採用が「NS-PA40」で4万円前後。

AVアンプ「RX-S600」とサテライトスピーカーなどをセットにした「YHT-702JP」

 「YHT-702JP」と「YHT-902JP」は、薄型AVアンプと5.1chスピーカーのセット。「YHT-702JP」はフロント/リア用に小型のサテライトスピーカー4基と、センタースピーカー1基、サブウーファを同梱。

 「YHT-902JP」は、フロントにトールボーイタイプを採用。リアスピーカーとサテライト、サブウーファは「YHT-702JP」のものと同じ。筐体の仕上げはグロスブラックフィニッシュとなる。AVアンプ「RX-S600」の仕様は単品版と同じ。

AVアンプ無しのスピーカーセットも販売。トールボーイ採用の「NS-PA40」
小型サテライトスピーカー採用「NS-P40」

 どちらのスピーカーも、組み合わせるAVアンプ部が24bit/192kHz再生に対応している事を考慮し、ワイドレンジ再生に対応しているのが特徴。

 「YHT-902JP」(スピーカーセット単体ではNS-PA40)のフロントはトールボーイで、2.5cm径ツイータと、7cm径ウーファ×2の2ウェイ3スピーカー構成。ボディ左右幅90mm、ベース直径230mmのスリムデザインで、スピーカーケーブルを背面に隠して収納できる。

 「YHT-702JP」(スピーカーセット単体ではNS-P40)のフロントスピーカー/リアスピーカーは小型のサテライトで、7cm径のフルレンジユニットを搭載。長時間でも聴き疲れしないバランスのとれた再生を実現するという。リアスピーカーは「YHT-902JP」と「YHT-702JP」で共通。

薄さ111mmの5.1ch AVアンプ「RX-S600」
「YHT-902JP」のフロントスピーカーはトールボーイタイプ
「YHT-702JP」は小型のサテライトスピーカー4基を採用している

 センタースピーカーとサブウーファも2モデル共通。サブウーファには、ヤマハ独自の低音再生技術「A-YST(アドバンスド・ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー)II方式」を採用し、16cmのユニットを内蔵。クリアな重低音が再生できるとする。

 サテライトタイプのスピーカーは壁掛け設置も可能。オプションのスピーカースタンド「SPS-90」を利用する事もできる。主な仕様は下表の通り。

モデル名NS-PA40
(AVアンプセットは
YHT-902JP)
NS-P40
(AVアンプセットは
YHT-702JP)
全体の再生
周波数帯域
30Hz~30kHz30Hz~25kHz
インピーダンス
フロントスピーカー
ユニット構成2.5cm径ドームツイータ×1
7cm径ウーファ×2
7cm径フルレンジ×1
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
230×230×1,000mm112×116×176mm
重量2.8kg590g
センタースピーカー
ユニット構成7cm径フルレンジ×1
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
276×118×111mm
重量730g
サラウンドスピーカー
ユニット構成7cm径フルレンジ×1
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
112×116×176mm
重量590g
サブウーファ
ユニット構成16cm径ウーファ×1
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
290×327×292mm
重量8kg

 AVアンプ「RX-S600」は、脚部を含む外形寸法が、435×320×111mm(幅×奥行き×高さ)と、スリムなのが特徴。最大出力は125W×5ch(6Ω)。ディスクリート構成のパワーアンプを採用。大容量の電源部も搭載し、DACにはTIバーブラウンの24bit/192kHz対応モデルを採用している。

 DLNA 1.5に準拠したネットワークプレーヤー機能も搭載。NAS(ネットワークHDD)などに保存した、WAV/FLAC/MP3/WMA/AACの再生が可能で、WAV/FLACは24bit/192kHzまでのハイレゾファイルにも対応する。AirPlayにも対応。

 スマートフォン/タブレット向けに提供しているアプリ「AV CONTROLLER」も利用でき、ネットワーク再生機能での音楽ファイル選択や、DSPプログラムの選択など、様々な操作が行なえる。また、別売のオプション「YBA-11」を接続する事で、Bluetooth受信機能も追加可能。

 HDMI端子は5入力、1出力搭載。4Kパススルーや、3D映像、CECに加え、1系統はMHLにも対応。対応スマートフォンなどと接続し、コンテンツをテレビに表示できる。

(山崎健太郎)