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フジテレビ、ドラマを初めて海外35カ国にネット配信

10月スタートの月9「海の上の診療所」をHuluなどで

海の上の診療所

 フジテレビジョンは、10月14日より放送を開始するテレビドラマ「海の上の診療所」を、フジテレビのドラマ番組として初めて、海外35カ国にインターネット配信する。配信は、19日の日本時間午後6時より、米国の大手動画配信サイト「Drama Fever」と「Hulu」を通じて行なう。

 今回配信を行なうDrama Feverは、2009年に設立された配信事業社で、アメリカで米国外のドラマコンテンツを扱う動画サイトとしては最大規模。これまで世界12カ国から14,000時間以上のコンテンツを集め、米国内で英語やスペイン語の字幕をつけて配信している。また、Huluは、NBCやFOX、ディズニーABCなど大手メディアの合弁により誕生した全米最大級の配信事業会社で、2011年より日本でもサービスを展開している。

 この2つの大手配信事業会社を通じて、視聴が可能になるエリアは、アメリカ、カナダ、ブラジル、アルゼンチンなど北中南米の35カ国で、利用可能な人口は4億人を超えるとしている。日本での放送は10月14日スタートし、毎週月曜午後9時~9時54分放送。

 「海の上の診療所」は、松田翔太、武井咲らが出演するヒューマン・ラブストーリー。風光明媚な瀬戸内海の島々を舞台に、船上で共同生活をしながら離島をまわる病院船の医師や看護師たちの物語を、訪れる島々にまつわるエピソードとともに描いてゆく。

 番組プロデューサーの藤野良太氏は、「このドラマが米国を中心とする35カ国の方々にご視聴いただけることを非常に光栄に思っています。日本は、約6,800という島の集合体で構成されています。"離島を巡る病院船"という設定は日本のテレビドラマならではのもの。このドラマが日本という国に興味を持っていただくきっかけになれば」とコメントしている。

(一條徹)