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【音展】HARMAN KARDONの球形透明スピーカー

薄型バースピーカーやJBL新ヘッドフォンも

会場の入り口

 オーディオ・ビジュアル関連の総合展示会「オーディオ・ホームシアター展 2013」(音展)が18日、東京・お台場の「タイム24ビル」にて開幕した。期間は10月18日(金)~20日(日)で、入場料は無料。ここでは、JBL、AKG、HARMAN KARDONなどの新製品を多数参考出品した、ハーマンインターナショナルのブースをレポートする。

HARMAN KARDON

 HARMAN KARDONの新製品として参考展示されたのは「NOVA」という球形のスピーカー。ブラックとホワイトの2色が用意されている。11月頃発売予定で、3万円程度を想定。

HARMAN KARDONの球形スピーカー「NOVA」
クリアボディで内部が透けて見える
背面にパッシブラジエータを搭載
外周にタッチ操作ボタンを備え、ボリューム調整などが可能

 接続はBluetoothと光デジタル、アナログ音声に対応。BluetoothはNFCもサポートしている。PCスピーカーやテレビスピーカー、スマートフォンとワイヤレス接続しての利用などを想定している。特徴的なのは球形のフォルムで、胴体部分はクリアパーツを採用。内部のうねるようなデザインが透けて見える。背面にはパッシブラジエータを装備する。

 同じく11月頃の発売を目指しているというのが「SABRE SB35」。刃物のような薄型筐体を持つバースピーカーと、Bluetoothでワイヤレス接続する薄型サブウーファのセットで、価格は10万円を切る見込み。

バースピーカーとサブウーファを組み合わせた「SABRE SB35」
バースピーカーが薄型なのが特徴
サブウーファはBluetoothでワイヤレス接続

 バースピーカーは薄さ32mmで、筐体にはアルミを使用。8.1chシステムとなっており、トリプルDSPによるデジタル信号処理を用いた「HARMAN Wave サラウンドモードテクノロジー」が利用可能。部屋の形状や広さに関わらず、リアルなサラウンド再生ができるという。テレビや映画、CMなど、コンテンツに関わらず音量を維持するHARMAN VOLUME機能も利用可能。

 入力はHDMI×3、HDMI(ARC/CEC)×1、光デジタル×1、アナログ×1。Bluetooth受信も可能で、スマホなどとワイヤレス接続できる。サウンドバーがテレビのリモコン受光部を隠しても大丈夫なようにIRリピーターも用意している。

HDMI入力を備えている
サブウーファはスタンドを外し、横置きする事もできる。写真は横置き時に利用するインシュレータ部分
付属のリモコン

 「ESQUIRE」は、スクエア・デザインが特徴のBluetoothスピーカーで、NFCに対応。ハンズフリー通話も可能で、デュアル・マイクを内蔵。5時間充電で10時間以上の再生ができ、アナログ音声入力も備えている。価格は24,800円程度の見込み。

スクエア・デザインの一体型Bluetoothスピーカー「ESQUIRE」
天面に操作ボタンを備えている

 「SOHO」はコンパクトなオンイヤータイプのポータブルヘッドフォン。ブラック、ホワイト、ベージュの3色展開となる。ステンレスと、本革を使ったヘッドバンド・ハウジングを組み合わせたデザイン性の高さが特徴で、ケーブル交換も可能。価格は2万円を切る見込み。

前側がコンパクトなオンイヤーヘッドフォン「SOHO」
ブラックモデル
ベージュモデル
イヤーパッドを外してケーブル交換が可能

JBL

Synchrosシリーズのヘッドフォン

 イヤフォンが先行で発売されているSynchros(シンクロス)シリーズのヘッドフォンが参考展示された。11月頃の発売を予定しており、S700(実売34,800円前後)、S500(実売29,800円前後)、S300i(実売19,800円前後)。JBLスピーカー伝統のユニットなどをデザインモチーフにしており、独特の形状のハウジングを採用している。開放型に見えるが、いずれも密閉型。

 S700とS500は、いずれもアンプと音場を変化させるDSP技術を搭載しているのが特徴。S300iは通常のパッシブヘッドフォン。ケーブルは全モデル着脱可能。

アンプ内蔵のS700
アンプ内蔵のS500
S300i

 Bluetoothスピーカーの「FLIP 2」は、年内発売を予定しているモデルで、価格は12,800円前後の見込み。NFCに対応。ハンズフリー通話の品質向上や、Bluetoothのマルチポイント対応でスマートフォンを2台同時に連携し、どちらのスマートフォンに電話がかかってきてもハンズフリー通話ができるという。

Bluetoothスピーカーの「FLIP 2」
バッテリ内蔵Bluetoothスピーカー「JBL CHARGE」に新色も追加予定

そのほか

 先日発表されたばかりの、AKG製カナル型(耳栓型)イヤフォン「K323 XS」2モデルや、密閉型ヘッドフォン「K545」などの新製品も展示。

カナル型イヤフォン「K323 XS」
密閉型ヘッドフォン「K545」

 また、JBLから10月下旬に発売される、エントリースピーカー新シリーズ「STUDIO 2シリーズ」も出展。ウェーブガイド/ホーンを取り付けた25mm口径のドームツイータを全機種に搭載しており、センター/サラウンドスピーカーもラインナップ。ホームシアタースピーカーとして利用する事もできる。

 ブースではREVELのエントリースピーカー「PERFORMA3」シリーズと共に、実際に音を確かめられる試聴デモを実施している。

JBL「STUDIO 290 BRN」と、REVELのエントリースピーカー「PERFORMA3」
STUDIO 2シリーズはセンタースピーカーやサラウンドスピーカーも用意

(山崎健太郎)