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マス工房、ポータブル型とバランス対応据え置き型ヘッドフォンアンプの受注開始

ポータブルヘッドフォンアンプ「model395」

 マス工房は、ポータブルヘッドフォンアンプ「model395」と、据置型でバランス出力対応のヘッドフォンアンプ「model394」の受注を開始している。12月より順次納品予定。直販価格は「model395」が89,250円(送料別)、「model394」は525,000円(同)。なお、「model394」は初期ロット5台に限り、42万円(同)で受注。2014年12月末まで、25台限定生産となる。

ポータブルヘッドフォンアンプ「model395」

 単4電池4本で動作する、小型のポータブルヘッドフォンアンプ。「ドラムの横でベースをプレイする時、きちんとモニター出来るヘッドフォンアンプが欲しい」というスタジオミュージシャンからの依頼で、'99年に作られた「model209」がベースになっており、電源を単3電池4本から、単4電池4本で駆動するよう設計を変更している。電池交換用の蓋は、通常底面だが、特注で上面にする事もできる(価格は同じ)。

 入出力はアナログのステレオミニを各1系統搭載。無歪最大出力は30mW(32Ω負荷/1KHz/T.H.D+N 0.5%時)、最大出力(P-P)3.0V、(RMS)1.0V。ゲイン切り替えも可能。外形寸法は125×68×27mm(縦×横×厚さ)で、重量は電池を含むと255g、電池無しでは208g。

バランス出力対応のヘッドフォンアンプ「model394」

据置型ヘッドフォンアンプ「model394」

 「録音スタジオでのモニターとしても使えるよう、何も足さず、何も引かずにヘッドフォンをドライブする事を目標にした」という製品「model370」をベースにしながら、入力から出力までをバランス構成としたモデルが「model394」となる。

 入力はバランス(XLR-3-31同等)×2、アンバランス×2。出力はバランスステレオ(XLR-4-31同等)×1、L/Rで端子が分かれたバランス出力×1(XLR-3-31同等/標準ステレオフォンプラグ×2も接続可能)。

 内部には、プロ用ミキサーにも使われるという特注のコンダクティブプラスチック抵抗フェーダーを採用。ゲイン切り替えも行なえる。

 最大出力レベルは、アンバランス出力(P-P) Hi 12V/Low 9W。バランス出力(P-P)はHi 24V/Low 18V。

 海外での使用も想定したワールドワイド電源(AC100V~240V、50/60Hz)を採用。外形寸法は285×258×52mm(幅×奥行き×高さ/ゴム足や突起を含む)。

(山崎健太郎)