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ソニー、業務用初のスマホから操作可能なNFC対応カムコーダ。3板式Exmorで約37万円

NXCAM「HXR-NX3」

 ソニーは、1/2.8型で3板式のExmor CMOSセンサーを搭載した、フルHD撮影用の業務用カムコーダ、NXCAM「HXR-NX3」を2014年1月22日に発売する。価格は378,000円。

 有効約207万画素(16:9)の1/2.8型、3CMOSセンサーを搭載したカムコーダ。3板式にする事で、赤青緑の3つの光を個別のイメージセンサーで捉え、高解像度、高感度、広いダイナミックレンジと高度な色再現性を実現したという。

 また、新開発のイメージプロセッサを搭載。ノイズ低減技術や歪み補正技術なども進化させており、低照度ノイズの改善などを実現したという。

 レンズはGレンズで、焦点距離は35mm換算で28.8~576mmの光学20倍。絞りはF1.6~F11。ズームは電動/手動切り換えが可能 。シフトレンズ方式の手ブレ補正機能も備えている。

 ソニーの業務用カムコーダとして初となるNFCに対応。ワンタッチでスマートフォンやタブレットとWi-Fi接続ができ、iOS/Android向けに提供しているアプリ「PlayMemories Mobile」と連携。撮影した映像が転送(MP4とAVCHD同時録画時のMP4映像のみ)でき、スマートフォンやタブレットからアングルの確認、録画中のモニタリング、カメラのリモコン操作も可能。

 記録フォーマットはAVCHD/DV/MP4。AVCHDはVer.2.0に対応し、最大1080/60p/28Mbpsの録画が可能。MP4では1,280×720/30p/24pで3Mbpsで記録。DVフォーマットでは720×480/60i/25Mbpsでの記録ができ、DVワークフローでも活用できる。

 なお、録画フォーマットを1080/24pに設定し、フレームレートを60fpsに指定すると、2.5倍のスローモーション撮影が可能。フォーマットを1080/60pに、フレームレートを1fpsにすると、60倍速のクイックモーション撮影も可能。タイプラプス効果が得られる。

内蔵マイクの上部にLEDライトを搭載

 カードスロットはメモリースティック PROデュオとSD/SDHC/SDXCに両方対応したスロットと、SD/SDHC/SDXC対応スロットの合計2スロット装備。本体にある2つの録画ボタンを使い分け、映像記録を各メモリーカードへ個別に割り振れるほか、SDカードを2枚使用した場合には、 2枚のカードへの同時記録や、カードを入れ替えながら連続収録するリレー記録も可能。

 HDMI出力はBNC(コンポジット)出力、RCAとステレオミニの音声出力、XLRの音声入力なども装備する。内蔵マイクの上部にLEDライトを搭載。本体の外形寸法は174.5×329×193mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約2.21kg、マイクのECM-XM1やバッテリを含めた重量は約2.66kg

(山崎健太郎)