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音楽配信「Xbox Music」が日本で開始。Windows 8.1 PC/タブレットで、MP3/2,500万曲
(2013/12/20 16:35)
日本マイクロソフトは、音楽配信「Xbox Music」の日本向けサービスを12月20日より提供開始した。利用できる製品はWindows 8.1/RT 8.1搭載のPCとタブレット。配信はダウンロード型で、フォーマットはMP3の320kbps(一部楽曲はビットレートが異なる)。1曲の中心価格帯は150~250円。DRMフリーで、PC以外のプレーヤーでも再生できる。
日本の音楽会社9社が参加。国内レーベルの楽曲を含む約2,500万曲を用意。決済はクレジットカードのほか、プリペイドのWindowsストア ギフトカードやXbox ギフトカードを利用できる。
なお、米国を含む海外23カ国においては、Xbox 360などに向けたサービスとして既に開始されており、日本向けサービスは11月の発表会で開始を予告していたが、時期や楽曲数など詳細は明らかにしていなかった。なお、全世界では約3,600万曲を配信している。サービス内容は国や地域によって異なり、サブスクリプション形式のサービスを行なっている国もあるが、日本市場では「購入方式」を採用している。
Xbox Musicは、タッチ操作に最適化されたユーザーインターフェイスを採用した点などが特徴。Windows 8.1/RT 8.1の標準搭載アプリ「ミュージック」から利用できる。楽曲の試聴(30秒、または各楽曲で指定された秒数)も行なえ、1曲ずつまたはアルバム単位で購入可能。
検索エンジン「Bing スマート検索」とも連携。Webサイトやデバイス内のストレージなどファイルの場所を意識することなく、アーティストや楽曲の情報をまとめて検索できる。今後の機能追加により、アーティストのプロフィールや情報、Xbox Musicで配信中の楽曲が検索結果として表示、その画面からミュージックアプリを直接起動してすぐに楽曲の購入ができるようになるという。機能追加の時期については決まり次第、改めて案内される。
購入した楽曲はPC以外にも、MP3対応のポータブルプレーヤーなどの機器で再生可能。一度購入した楽曲は、Microsoftアカウントでサインインすることにより、最大4台までのWindows 8.1/RT 8.1搭載PCやタブレットで再ダウンロードできる。Xbox Musicで購入した楽曲だけでなく、他の音楽配信サービスで購入した楽曲などもXbox Musicの「コレクション」で管理可能。ただし、DRM付きの楽曲は再生できない場合がある。
参加するレコード会社などは下記の通り。最新アーティストやヒットチャート楽曲などの新作も随時追加配信するほか、参加レーベルの拡大も順次行なうという。
参加会社(2013年12月20日時点)
エイベックス・マーケティング
キングレコード
テイチクエンタテインメント
徳間ジャパンコミュニケーションズ
日本コロムビア
ビクターエンタテインメント
フォーライフミュージックエンタテイメント
ユニバーサル ミュージック
ワーナーミュージック・ジャパン
なお、サービス開始を記念して、LINKIN PARKの楽曲をリミックスした「LINKIN PARK x STEVE AOKI / A LIGHT THAT NEVER COMES (Brian Yates Remix)」をXbox Musicのみで期間限定無料配信。10月に米国で行なわれた「LINKIN PARKxSTEVE AOKI Remix contest」で最優秀賞を受賞したBrian Yates氏によるリミックス曲で、無料配信期間は12月20日~2014年1月15日。