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マイクロソフト、音楽配信サービス「Xbox Music」を日本展開。Windows 8.1から利用可能に

「Xbox Music」をWindows 8.1で実行しているところ

 日本マイクロソフトは28日、Xbox 360などの端末に向け、米国などで展開している音楽配信サービス「Xbox Music」を日本でも展開すると発表。日本ではまず、Windows 8.1/RT 8.1搭載PCから利用できるようになる。ただし、具体的な日本でのサービス開始時期は未定で、日本の参加音楽レーベルなどのパートナー情報も明らかにしていない。

 全世界で約3,000万曲を提供しているサービス(日本向けの提供楽曲数は未定)。価格は1曲あたり150円〜250円が中心。MP3の320kbpsでの配信となり(一部楽曲ではビットレートが異なる)、DRMはフリー。決済方法はクレジットカードか、プリペイドのWindowsストアギフトカードが利用できる。

DL配信のみ。サブスクリプションは「検討」

 Windows 8.1/RT 8.1のUIから、「ミュージック」のタイル型アイコンをタップして利用できる音楽配信サービス。既にWindows 8.1/RT 8.1には「ミュージック」アプリが用意されており、PCに保存した音楽ファイルが再生できるが、日本での「Xbox Music」サービスがスタートした時に、このアプリがアップデート。アプリから「Xbox Music」にアクセスし、楽曲の検索や購入・ダウンロードができるようになる。

赤いヘッドフォンのアイコンが「ミュージック」
Xbox Musicにアクセスしたところ
音楽の再生画面

 なお、前述した約3,000万曲が日本から全て購入できるわけではない。既に22カ国でサービスを提供しているが、各国で3,000万曲が購入できるわけではなく、それらの国で提供している楽曲を全て合わせた数が約3,000万曲となる。また、邦楽の品揃えについては「十分な量を提供する予定。配信時期が決定した時に、詳しい内容を発表したい」(インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス Xboxプロダクト マーケティンググループの井上正之シニアマネージャー)としている。

 また、発表されているのはMP3ファイルでの配信だが、ハイレゾ楽曲の配信については「現時点で対応は未定」とした。

 海外では同じ「Xbox Music」で、定額制聴き放題のサブスクリプション型サービスも実施しているが、日本向けには「まずダウンロード型サービスをキチンと推し進めながら、ユーザー様により良いサービスを検討していきたい」(井上氏)という。

 なお、海外ではゲーム機のXbox 360や、iOS/Androidのスマートフォンなど、PC向け以外のプラットフォームにも「Xbox Music」は展開している。しかし、現時点で日本で予定されているのはWindows 8.1/RT 8.1のアプリからの利用のみとなる。「サービスを拡張していくプラットフォームについても検討していきたい」とした。

タッチパネルとBingスマート検索を活用し、音楽を楽しむ

 「ミュージック」アプリの特徴は、音楽を再生するだけでなく、気に入ったアーティストなどがいた場合、それについてのより深い情報が得られ、新たな音楽との出会いに繋げられる事。

 アプリの中にBingスマート検索のダイアログが入っており、アーティストの名前などを入力すると、そのアーティストが配信している楽曲を一覧表示したり、バイオグラフィを見る事が可能。さらに、ネットの検索結果として、公式サイトやYouTubeにアップロードされている関連動画など、様々な情報やコンテンツにアプリからアクセスできるようになっている。

リンキン・パークの配信アルバムを表示したところ
バイオグラフィも表示できる。開発中のため英語だが、正式サービス時には日本語化されるという
リンキン・パークの検索結果。音楽配信だけでなく、YouTubeの動画なども一度に検索されている

 「ミュージック」アプリは、前面に表示していない状態でもバックグラウンドで動作。BGM的に音楽を楽しむ事ができるほか、Excelなど、他のウインドウの横に「ミュージック」アプリを配置し、仕事をしながら音楽をチョイスするといった使い方もできる。

公式サイトなども検索される
Excelのウインドウの隣に、「ミュージック」アプリを配置したところ

 また、日本マイクロソフトは、ロッキング・オン・ジャパンが開催する日本最大の年越しロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 13/14」に特別協賛する事も発表。会場に音楽鑑賞に適した最新のPCやタブレットを設置し、来場者が体験できる「Windowsブース」を用意。出演アーティスト情報などが見られる「COUNTDOWN JAPAN 13/14 Windowsストア版アプリ」の開発協力も行ない、12月初旬に無償公開するという。

「COUNTDOWN JAPAN 13/14」に特別協賛
Windows 8.1の提供や、各社からのタブレット型PC登場、Surface 2/Pro 2の発売など、Windows関連のこれまでの展開を説明した執行役乗務 コンシューマー&パートナーグループ担当 香山春明氏
発表会場には各社のWindows 8.1/RT 8.1端末が展示された

Xbox VideoもWebブラウザで利用可能に

Xbox VideoのWebサイトも登場

 音楽配信だけでなく、映像配信についても新たな展開がある。米国で27日(現地時間)、映像配信サービス「Xbox Video」が、Webサイト上から利用できる専用サイト「https://video.xbox.com/」がオープンした。ブラウザ上で作品の検索・レンタル・購入ができるほか、再生もブラウザ上でできるのが特徴という。

 28日に編集部でアクセスしたところ、既に日本語表示にも対応。例えば映画の「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、SDクオリティのレンタル400円。「アフター・アース」はセルスルー販売も行なっており、HDセルスルーで2,500円、SDレンタルで400円、SDセルスルーで2,000円と表示されている。

 日本での展開については日本マイクロソフトでは、「サービスの日本での検証なども行なった上で、改めてアナウンスしたい」(インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス Xboxプロダクトマーケティンググループ プロダクトマーケティングマネージャーの松本明美氏)としている。

(山崎健太郎)