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コルグ、ギター/マイク/携帯プレーヤー接続で、弾き語りもできる小型アンプ「VOX SOUNDBOX mini」

「VOX SOUNDBOX mini」ブラックモデル

 コルグは、ギターやキーボード、マイクなどに加え、ポータブルオーディオプレーヤーも接続できるコンパクトなVOXのマルチパーパス・アンプ「VOX SOUNDBOX mini」を発表した。3月下旬にブラックモデルを発売、グリーン/オレンジ/アイボリーは4月下旬の発売を予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円台半ば。

 米アナハイムで開催されている「Winter NAMM Show 2014」で発表されたもの。ギターアンプで培ったVOX独自の技術を投入し、往年のVOX製品に使われたロゴを配置。筐体にはアルミを使っている。電池駆動も可能で、ギターアンプやポータブルプレーヤー用アンプとしてマルチに使用できる。

「VOX SOUNDBOX mini」。左からグリーン/オレンジ/アイボリー
使用イメージ

 入力端子としてギター(L/MONO)、R、マイク、AUX入力(ミニジャック)を搭載。4インチ×2基のステレオスピーカーを内蔵し、出力は2.8W(8Ω)。24bitのAD/DA変換機能も備えている。

 11種類のアンプタイプが選択でき、エレキギターのクリーンサウンド用は、ハードロックに適したアンプ、ベースやアコースティックギターのモデリング・アンプなどを用意。キーボード入力やオーディオ機器に適したフラットな周波数特性のアンプまで、豊富なセッティングを用意している。

 さらにコンプレッサー/コーラス/フランジャー/トレモロのエフェクトや、残響効果を得るディレイ/リバーブ・エフェクトも4種類内蔵。TAPスイッチを使い、ディレイのタイムも設定できる。チューナーも搭載し、ギターやベースのチューニングも可能。

 AUX入力とマイク入力は同時に利用でき、ポータブルプレーヤーなどを接続し、音楽を流しながらギターやキーボードなどの楽器とマイクを繋ぎ、弾き語りに活用する事も可能。マイクにディレイ/リバーブ・エフェクトをかける事もできる。AUX入力にはセンターキャンセル機能を適用する事もでき、ボーカルやギターの練習にも使用できる。

 再生面では、独自のバーチャルサラウンド技術「Acoustage」も搭載。フロントステレオスピーカーだけで立体音響を演出するという。

 筐体デザインはラジカセ風のレトロなもので、アルミ製のハンドルも装備。ACアダプタのほか、単3電池6本でも動作。7時間の駆動ができる。底面にはマイクスタンドなどにマウントするためのマウントホールも用意している。外形寸法は281×115×181mm(幅×奥行き×高さ)。電池を含まない重量は2.4kg。

(山崎健太郎)