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ソニー、4Kハンディカム「FDR-AX1」の左右音声反転不具合を修正。HDMI 2.0対応も

FDR-AX1

 ソニーは、2013年11月に発売開始した4Kビデオカメラ「FDR-AX1」での撮影時に音声の左右が反転して記録される不具合が発生するとして、修正ファームウェアを30日より提供開始した。なお、この新ファームウェアにはHDMI 2.0対応も含まれる。

 不具合は、FDR-AX1で内蔵マイクを選択して記録した場合に、音声の左/右チャンネルが反転して記録される場合があるというもの。最新ファームウェアとなるVer.1.01を適用することで、この不具合が修正される。撮影済みのデータの修正については、FDR-AX1購入者に無償で提供している編集ソフト「Vegas Pro 12 EDIT」を使った、左右音声反転の修復方法を案内している。

 また、Ver.1.01ではHDMI 2.0にも対応。HDMI 2.0で規格化された4K/59.94p/50p信号(YCbCr 4:2:0/8bit)の伝送が可能となる。

 FDR-AX1は、民生向けのハンディカム初の4K撮影対応モデル。3,840×2,160ドットの60p、30p、24p撮影が可能で、撮影フォーマットは「XAVC S」(圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264。オーディオはリニアPCM 2ch)。4K解像度で60pの場合、最高で150Mbpsの高ビットレートで撮影可能。レンズは35mm換算で31.5~630mmの光学20倍ズーム。

(臼田勤哉)