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リコー、4Kインターバル動画対応、5,140万画素の中判一眼レフ「PENTAX 645Z」

別売のレンズを取り付けたところ

 リコーイメージングは、新開発の大型CMOSを搭載し、フルHD動画撮影や、4Kのインターバル動画撮影も可能な中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645Z」を6月末に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は80万円前後。

 645AF2マウントを採用した中判デジタル一眼レフ。2010年発売の「645D」をベースに、画質や信頼性を向上。イメージセンサーと画像処理エンジンも一新している。

 センサーは35mmフルサイズの約1.7倍となる、43.8×32.8mmの新型CMOSを採用。ノイズ処理や高画質化の画像処理機能を強化した画像処理エンジン「PRIME III」を組み合わせている。なお、センサーはローパスフィルターレス。有効約5,140万画素、最高ISO感度は204800。最高約3コマ/秒で、連続10コマ(RAW撮影時)のレスポンスも実現している。

 位相差AF用のモジュールとして、27点AF対応の「SAFOX(サフォックス) 11」を採用。高速読み出しが可能なCMOSセンサーを採用した事で、新たにライブビュー機能も搭載している。モニタは3.2型、約103.7万画素で、チルト式を採用。ガラス製トラピゾイド(台形)プリズムを使った、約98%の光学ファインダーも搭載する。

 動画はMPEG-4 AVC/H.264に対応し、1,920×1,080/60i/50i/30p/25p/24pでの撮影が可能。記録時間は最長約25分。ステレオマイクも内蔵するほか、ステレオのガブマイク入力端子も備え、録音のレベル調整もできる。さらに、4K(3,840×2,160ドット)でのインタ―バル動画撮影にも対応。フォーマットはMotion JPEG(AVI)となる。

 別売の「FLUCARD FOR PENTAX 16GB『O-FC1』」を使う事で、iOS/Androidスマートフォンでのレリーズやライブビュー表示、撮影した画像の閲覧、ダウンロードが可能。

43.8×32.8mmの新型CMOSを採用
モニタは3.2型でチルト式
上から見たところ

 外装や背面液晶モニタのフレームにはマグネシウム合金、シャシーにはアルミダイキャストを採用。上面と背面の液晶保護カバーには強化ガラスを採用。シーリングも施し、防塵・防滴構造、マイナス10度までの耐寒性能も備えている。

 記録メディアはSDカードスロット(SDHC/SDXC UHS-I:SDR104規格対応)。Eye-Fiカードにも対応する。USB 3.0やHDMI端子も装備。外形寸法は約156×123×117mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみで約1,470g。

(山崎健太郎)