ニュース

DSD対応NAS「RockDisk Next」、DFF/WAVのタグ対応強化など新ファーム

RockDisk Next

 アイ・オー・データ機器は、オーディオ向けNAS(LAN HDD)「RockDisk Next」の新ファームウェアを5月21日に公開する。アップデートにより、WAVファイルのタグ表示やアルバムアートの高解像度表示が可能となる。

 新ファーム「20140430」の適用により、従来のID3タグに加え、.DFFのネイティブタグ情報表示に対応。WAVファイルに記述されたアルバム名やアーティスト名などのタグ情報表示にも対応する。同社では、ソニーの音楽再生/管理ソフトウェア「x-アプリ」で作成されたWAVファイルのタグ情報表示を確認済みとしている。

 また、従来160×160ドット表示のみだったアルバムアートを、500×500ドットやオリジナルサイズなど3段階から選択可能となる。これにより、接続したAVアンプから出力した画面や、スマートフォン/タブレットのDMCアプリ上で高画質なアルバムアートを楽しめる。

 このほか、一部のMP3やWAVで、シフトJISでタグ付けされたアルバム名などが文字化けする問題や、全角16文字を越えるアーティスト名が登録されている音楽ファイルがVarious Artistに分類される問題を改善。動画や写真ファイルを保存した際に、ブラウザ表示用のサムネイルが自動生成される機能についても、有効/無効の選択が可能となり、Webアクセスを行なわない場合などのシステム負荷を軽減できるという。また、一部のハードディスクを搭載した際に、起動から時間が経過するとSMB共有やメディアサーバーなど各種サービスの動作が停止する問題も改善。この修正は、HDD内蔵モデル(CL2-005LD/2A、CL2-005LD/3A)にも適用される。

 なお、同製品は、在庫切れのため出荷を一時停止していたが、6月上旬より順次出荷を再開する予定。再出荷分からは上記の新ファームを適用済みで、これまでアップデートで提供されたDSD対応機能などもあらかじめ搭載される。

(一條徹)