ニュース

アイ・オー、NAS「RockDisk Next」でDSDに正式対応

DSFのID3タグやアルバムアートもサポート

RockDisk Next

  アイ・オー・データ機器は、挑戦者プレミアムブランドのNAS(LAN HDD)「RockDisk Next」をDSD対応とする正式版ソフトウェアを29日より提供開始する。'13年11月にベータ版として、DSD対応ファームウェアを公開していたが、今回正式版となった。

 RockDiskNextは、ネットワークオーディオ対応を強化したNAS。DSDに正式対応したほか、ベータ版利用者からの報告や要望を元に、ネットワークオーディオ関連の機能強化を行なった。

 DSD関連では、新たにDSDオーディオ(拡張子.DSF/.DFF)の配信に対応。また、.DSF、.DFFのID3タグ(アーティスト、タイトル、アルバム)配信や、.DSF、.DFFのアルバムアート配信に対応した。

 DSD配信の動作確認を行なった機種は、OPPO「BDP-103DJP」、「BDP-105JP」、ソニー「TA-DA5800ES」、「STR-DN2030」、パイオニア「SC-LX57」、「SC-LX77」、「SC-LX87」など。

 また、メディアサーバーとしての不具合修正や機能強化も図られており、一部のフォルダ・ファイルが登録されない問題や、一部の再生機器で一時停止できない問題を改善。さらに、メディアサーバーロゴアイコンの変更や、一部DLNA再生機器との互換性向上などが図られた。

 RockDisk Nextは、DLNA/UPnPメディアサーバーとして利用可能なNAS。2012年11月発売され、強固なアルミシャーシや、アルミケース、ファンレス設計、高速/低ノイズなインターフェイス基板など、高音質に配慮した設計となっている。また、'13年12月からは比較試聴により「オーディオ向け」として選定したWestern Digital製HDD「WD GREEN」を搭載した「CL2-005LD/Aシリーズ」として発売中。直販価格は、2TB HDD内蔵の「CL2-005LD/2A」が17,800円、3TB内蔵「CL2-005LD/3A」が21,800円。

(臼田勤哉)