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ジャパンケーブルキャスト、6月2日からの4K試験放送をCATV 8局に光回線で配信

 CATV局向けの「JC-HITS」などを展開するジャパンケーブルキャストは23日、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が6月2日より開始する4Kテレビ試験放送「Channel 4K」を、同日よりCATV局向けに光回線を通じて配信すると発表した。

4K試験放送配信の仕組み

 日本ケーブルテレビ連盟の基本方針のもと、ジャパンケーブルキャストが東京都品川区に保有する「JC-HITS東京メディアセンター」に、4K試験放送の配信設備を構築。地上の光回線による大容量配信ネットワークを通じて、参加予定のCATV事業者8社に対して順次配信する。4K試験放送を配信するケーブルテレビ局と、実施予定地域は下記の通り。

4K試験放送を配信するケーブルテレビ局と実施予定地域

秋田ケーブルテレビ 秋田県秋田市
東京ケーブルネットワーク 東京都文京区、荒川区、千代田区
テレビ松本ケーブルビジョン 長野県松本市、東筑摩郡山形村
ベイ・コミュニケーションズ 大阪府大阪市、兵庫県尼崎市
山口ケーブルビジョン 山口県山口市
長崎ケーブルメディア 長崎県長崎市
大分ケーブルテレコム 大分県大分市
ビィーティーヴィーケーブルテレビ 宮崎県都城市

 同社は、「2020年開催予定の東京オリンピックを大きなマイルストーンとした総務省のロードマップに則り、NexTV-F、日本ケーブルテレビ連盟及び関係事業者・団体と連携し、引き続き次世代高精細放送に向け、積極的に事業展開を行なう」としている。

 4Kテレビ試験放送は、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が、6月2日13時からスカパーJSATの124/128度CS放送で実施。チャンネル名は「Channel 4K」で、対応機器を持っていれば、無料で視聴できる。当初は1日6時間程度、13時から19時まで実施する予定。

 なお、ジャパンケーブルキャストは23日付で、同社株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場承認を得たことも発表した。上場日は6月26日を予定している。

(中林暁)