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エミライ、デンマークAlluxityの取扱開始。第1弾はバランス伝送にこだわったセパレートアンプ

 エミライは、デンマークAVM-TECのオーディオブランド「Alluxity」の取り扱いを開始。第1弾製品として、プリアンプの「Pre One」(ALX-PREO)と、パワーアンプ「Power One」(ALX-PWRO)を19日に発売する。価格はプリが998,000円、パワーが1,599,000円。カラーはどちらもホワイトとブラックを用意する。

プリアンプの「Pre One」

 Alluxityは、Alexander Vitus Mogensen氏が主催するデンマークのオーディオブランド。Alexander氏は、父の会社であるオーディオメーカーVitus Audioでの7年以上のキャリアを積み、独立。回路設計や、3D CADによる筐体設計、面実装機による基板製造などをこなし、他社へのOEM供給も行なっているという。

プリアンプ「Pre One」

 プリアンプの「Pre One」は、チャンネルあたり2つのゲイン・ステージを持ち、アッテネーターによる音量調整機構を搭載。信号増幅用のモジュールには、バランス設計、ゼロ・グローバル・フィードバック設計を採用。位相ズレやノイズの極小化を図っている。

 Vitus Audio製品と共通の超高速、低ノイズ増幅モジュールを搭載。高精度な面実装パーツを多用し、ショート・シグナルパスを徹底している。

「Pre One」の背面

 筐体はソリッドブロック・アルミニウムを切削加工したもので、各パーツを完全に分離。電気的シールド効果、放熱の安定性、防振性に優れているとする。

 入力端子はRCA×2、XLR×3。出力はRCA×2(1系統バイパス出力)、XLR×1。Ethernet端子も備えており、今後リモートコントロールアプリ経由で入力切替や電源投入などが可能になる予定。外形寸法は435×305×105mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は14kg。

パワーアンプ「Power One」

 Pre Oneと同様の増幅モジュールを搭載しつつ、パワーアンプ用に最適化。バランス伝送、ゼロ・グローバル・ネガティブフィードバック設計、モノラル・コンストラクションを追求したという。増幅はAB級。定格出力は200W×2ch(8Ω)、400W×2ch(4Ω)。

パワーアンプ「Power One」
「Power One」の背面

 電源トランスから左右を分離するなど、モノラル設計を徹底。Vitus Audio製品と共通の超高速、低ノイズ増幅モジュールも搭載。高精度面実装パーツにより、ショート・シグナルパスも徹底している。

 筐体はアルミニウムの切削で、各パーツを完全に分離。ネット経由でアプリからの制御にも対応予定。入力端子はRCA×1、XLR×1。スピーカー出力は1系統。

 外形寸法は435×480×105mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は42kg。

(山崎健太郎)