TANNOY、同軸2ウェイ「Kensington/GR」にブラックオーク仕上げを追加。1台84万円

　エソテリックは、英TANNOY(タンノイ)の同軸2ウェイスピーカー「Kensington/GR」に、ブラックオーク仕上げの「Kensington/GR Black」を追加。6月30日に、全世界限定50ペアで発売する。価格は通常モデルと同じ1台84万円。

Kensington/GR Black。左がサランネットを装着したところ

　エンクロージャにブラックのラッカーで仕上げた天然オーク無垢材/突き板を使用している。スピーカーとしての仕様は、通常仕上げのモデルと同じ。

　フラッグシップモデルの「Kingdom Royal」向けに開発した技術を取り入れた、同軸2ウェイユニットを採用。ウーファのサイズは25cm径。アルニコマグネットを使った磁気回路「ALCOMAX III」を装備するほか、熱処理アルミニウムアロイ製コンプレッションHF振動板を搭載。振動板は銅クラッドアルミ製ボイスコイルに接着され、マイラー製エッジも使われている。

　再生周波数特性は29Hz～27kHzで、クロスオーバー周波数は1.1kHz。ネットワークにはICWの「ClarityCap MR」オーディオコンデンサを採用。テフロン被覆99.99%のシルバー単線のリードワイヤを使ったタンノイ特別仕様となる。回路全体や内部ワイヤリングにはDCT(ディープクライオジェニック処理)を施し、信号経路に含まれる金属部分の結晶構造を改善した。

　能率は93dB。外形寸法は406×338×1,100mm(幅×奥行き×高さ)。重量は37kg。