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ヤマハ、柴咲コウの声でボカロ曲を作れる「ギャラ子 NEO」。2種類の歌声を収録
(2014/7/9 16:21)
ヤマハは、「VOCALOID 3」対応の新たな歌声ライブラリとして、柴咲コウの声をサンプリングした「VOCALOID3 Library ギャラ子 NEO」を8月5日よりダウンロード販売する。価格は16,000円。パッケージ版は8月上旬に発売し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は16,000円前後。ナレーションなどの読み上げ音声の制作に利用できる「ギャラ子Talk」(Windowsのみ対応)や、楽曲制作に使える100種類以上のボイスマテリアルなどの特典も収録する。
歌詞とメロディー(楽譜情報)を入力することにより、ボーカルパートを作成できる歌声合成ソフト「VOCALOID 3」用の日本語歌声ライブラリで、女優・歌手の柴咲コウの声をもとに開発。“はっきりとした芯のある声”を特徴とする「ギャラ子RED」と、“しっとりとした深みのある声”の「ギャラ子BLUE」の2つの歌声ライブラリを同梱する。「VOCALOID Editor for Cubase NEO」と「Cubase 7シリーズ」などを使って、Windows/Mac環境で使用可能。
'11年11月から'12年6月にかけて開催された「VOCALOID3 発売記念楽曲コンテスト」の特別参加賞「VOCALOID3 Library galaco(ギャラ子)」を改良して製品化。当初製品化の予定は無かったが、多数のリクエストを受けて「VOCALOID3 Library ギャラ子 NEO」として発売する。製品名とシンボルキャラクターの「ギャラ子」は、柴咲コウとDECO*27、TeddyLoidによる音楽ユニット「galaxias!」のデビューアルバムに登場した、柴咲コウ発案のキャラクター・galaco(ギャラ子)に由来している。
「ギャラ子RED」は、はっきりとした芯のある歌声で、柴咲コウの歌声を忠実に再現した明るく抜けのある声が特徴。エレクトロポップやロックなど、アップテンポな曲に適しているという。推奨音域はF2~G4、推奨テンポは60~175BPM。
「ギャラ子BLUE」は、しっとりとしたムーディな歌声が特徴。深みのある声で、言葉ひとつひとつを滑らかに歌い上げ、ポップスやバラードに適しているほか、コーラスとして使用すればギャラ子REDの声を活かしたハーモニーを可能にするという。推奨音域はE2~F#4、推奨テンポは90~195BPM。
特典のWindows用音声読み上げソフト「ギャラ子Talk」は、テキストを入力するだけで、ギャラ子の声で好きな文章を読み上げさせることが可能。アクセント調整機能や単語登録機能などにより、難しい言い回しや長い言葉でも自然に読み上げるという。作成した読み上げ音声はWAV形式で保存可能。ナレーションなどの通常の喋り声・読み上げ音声の合成に適したエーアイの音声合成エンジン「AITalk」を用いて開発された。
ギャラ子のキャラクターデザインには、書籍やCDジャケット、ゲームなどのデザインを手がけるイラストレーター・富岡二郎氏を起用。ギャラ子の詳細については、製品ページや、7月18日オープン予定の特設サイトに掲載する。