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キヤノン、業務用ビデオカメラ「XF205」を7月24日に発売。ユーティリティソフトも強化
(2014/7/16 13:00)
キヤノンは、フルHD撮影対応の業務用ビデオカメラ「XF205」の発売日を、7月24日に決定した。4月の「NAB Show」に合わせて発表されており、従来は7月中旬発売とアナウンスされていた。価格はオープンプライスで、想定売価は45万円前後。
「XF305」と「XF105」の間に位置するモデルで、X305と較べて手持ちがしやすい小型化を実現。報道などの撮影現場からの声を多く反映させているのが特徴で、XF105は機能切り替え式だったレンズリングを、フォーカス、ズーム、絞りで、独立した3本のレンズに変更。レンズフードには防塵力を強化したバリアを搭載。音声は従来モデルの2ch記録から4chへと強化した。
センサーは1/2.84型のCMOSを採用。有効画素数は291万画素。レンズは光学20倍ズームで、焦点距離は35mm換算で28.8~576mm(ワイド画角設定OFF時)。
MXFとMP4の同時記録に対応し、カードスロットはCF×2、SDメモリーカード×1を搭載。CF×2にMXFを記録し、SDカードにMP4を記録するといった使い方が可能。CFには最大で50Mbpsの1080/60p/30p/24p、SDにはMP4の35Mbpsで1080/60p/30p/24pの記録が可能。モバイル用に、SDカードにMP4の640×360ドット/30pで記録し、スマートフォンを介してテレビ局などに素早く送信するといった使い方も可能。FTP転送機能も備えている。
なお、Windows/Mac向けのユーティリティソフトも「Canon XF Utility 1.4」にアップデートされる。対応機種にXF205が追加され、4chオーディオ機能もサポート。撮影クリップの一覧、再生、バックアップ、メタデータ操作などが可能なソフトで、バージョンアップによりバックアップ機能の向上、GPS情報による検索機能の追加なども行なわれる。
このソフトはXF205には同梱されず、キヤノンのページで無償公開される。1.4は7月24日の10時に公開予定。なお、従来機種においても今後はダウンロード提供に切り替わる。、具体的にはXF305、XF300、XF105、XF100、EOS C500、EOS C500 PL、EOS C300、EOS C300 PLで順次非同梱となり、Webサイトからダウンロードする形となる。
また、動画編集ソフト向けのプラグインソフトもアップデート。対応機種にXF205を追加し、4chオーディオに対応。対応アプリケーションバージョンの追加も行なわれる。
AVID用「Canon XF Plugin 64 for Avid Media Access 2.0.3」(Avid Media Composer 6.0/6.5/7.0、Avid NewsCutter 10.0/10.5/11.0対応)、Final Cut Pro用「Canon XF Plugin for Final Cut Pro 1.4」(Final Cut Pro 6.0.6, 7.0.0~7.0.3)、 Final Cut Pro X用「Canon XF Plugin for Final Cut Pro X 2.2」(Final Cut Pro X 10.0.3~10.1.1)が、それぞれ7月24日10時に公開予定。