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アイ・オー、録画番組をチャプタごとダビングできる新RECBOX。DTCP+リモート視聴も

 アイ・オー・データ機器は、自宅のテレビ/レコーダで録画した番組を保存し、外出先から視聴できるDTCP+対応NAS「RECBOX +REMOTE」の新機種「HVL-ATAシリーズ」を8月上旬より発売する。2TBの「HVL-AT2.0A」、3TB「HVL-AT3.0A」、4TB「HVL-AT4.0A」の3モデル展開で、価格は2TBが34,900円、3TBが43,400円、4TBが58,300円。

RECBOX +REMOTE HVL-ATAシリーズ
パッケージ

 「DLPAリモートアクセスガイドライン2.0(Draft)」に準拠したDTCP+対応のNAS。トランスコーダ「Smartplaying Engine」を搭載し、スマートフォンやタブレットなどのデバイスや通信環境にあわせて最適な画質にトランスコードして録画番組を配信できる。0.5Mbpsの低解像度モードにも対応し、回線品質の良くない状況などにも対応できるという。

 HVL-ATAシリーズでは、新たに配信時以外でもRECBOXに転送した番組をMPEG-4 AVC/H.264のハードウェアトランスコードが行なえるようになり、番組を3~15倍に圧縮して保存できる。RECBOXにダビングする番組は全て圧縮保存を行なうという設定も可能となっている。ダビングなどの操作は、スマートフォンやタブレットのアプリ「Magicar Finder」から行なえる。

 また、レコーダで録画したチャプタ情報付きの番組を、チャプタ情報ごとダビングする機能を新搭載。別売のiOS用プレーヤーアプリ「DiXiM Digital TV for iOS」での再生時などに利用可能で、レコーダでの録画時と同様に見たいチャプタに簡単に移動できる。チャプタ対応レコーダは、SCEのnasneとソニーBDレコーダやパナソニックDIGA、スカパー! プレミアムチューナ「TZ-WR500P」などで同社ホームページで案内している。

 SCEの「nasne」や、パナソニック「ブルーレイDIGA」、シャープ「AQUOSブルーレイ」など対応機器の録画番組を、RECBOXに操作不要でダビングする「自動ダビング」も装備。例えば、長期出張に出かけていても、リモート予約などで録画された番組を、自動的にRECBOXがダビングしてくれ、外出先から録画番組を視聴できる。自動ダビング対応機種は同社ホームページで案内している。

背面

 DTCP+の対応クライアントは、iOSアプリ「DiXiM Digital TV for iOS」の「宅外視聴プレミアム」アドオンを追加したiPhoneやiPadとAndroidの一部機種。また、パソコン用のリモート視聴ソフト「DiXiM Digital TV 2013 for I-O DATA」を無料で提供する。対応OSはWindows Vista/7/8/8.1。

 通常のNASとしても利用可能で、LAN内にあるテレビからのDLNA/DTCP-IPダビングも可能。対応レコーダやテレビなどのダビング先として利用できるほか、サーバーとしてテレビなどに映像配信できる。

 Ethernetのほか、2ポートのUSB端子も備えており、USBメモリや接続したデジタルカメラのデータをパソコン無しで取り込める。外形寸法は215×183×40mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.2kg。ACアダプタやLANケーブルなどが付属する。

(臼田勤哉)