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au、ハイレゾ対応の「Xperia Z3 SOL26」などスマホ秋モデル。Galaxy Note Edge/Tab Sも

 auは24日、2014年秋モデルのスマートフォン/タブレットとして、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z3 SOL26」と、エッジスクリーンを採用したSamsung製「GALAXY Note Edge」、10.5型タブレット「GALAXY Tab S」の3モデルを発表した。発売時期は、「Xperia Z3 SOL26」と「GALAXY Note Edge」が10月下旬以降、「GALAXY Tab S」が12月上旬。OSはいずれもAndroid 4.4を搭載する。

Xperia Z3 SOL26。左からWhite、Black、Copper、Silver Green

DSD/FLACなどハイレゾ対応Xperia Z3 SOL26

 5.2型/1,080×1,920ドットのフルHD液晶を装備し、ハイレゾ音楽再生にも対応したソニーモバイルXperiaのフラッグシップモデル。カラーはWhite、Black、Copper、Silver Greenの4色。

 ISO 12800まで高感度化やレンズの広角化を図った、約2,070万画素カメラや、本体のみでのハイレゾ再生対応のオーディオ機能の強化。さらに、狭額縁/薄型化なども図られている。OSはAndroid 4.4。

 ディスプレイは、フルHDのトリルミナスディスプレイ for Mobileで、従来モデルより色域を向上。さらに、X-Reality for mobileによる超解像技術などで低解像度の画像も高画質化可能とした。IPX5/8相当の防水、IP6X相当の防塵性能を装備。本体は、角に丸みを持たせ、手のひらに収まりやすいというデザインを採用する。

 新機能として192kHz/24bitのFLACやWAV、Apple Lossless(ALAC)のほか、DSDのハイレゾ音楽再生に対応した。現行機種のZ2も外部のUSB DACなどを介してFLACやWAVのハイレゾ再生が行なえるが、Z3は本体のみでWALKMANアプリからハイレゾ再生が可能が行なえる。

 FLAC、WAV、ALACは192kHz/24bit対応、DSDは2.8MHzのDSF/DSDIFFファイルをサポートする。AIFFには非対応。USB出力時は192kHz/24bitで出力されるが、Xperia Z3の本体再生時は96kHz/24bitまでとなる。

 音楽再生には「Walkman」アプリが利用でき、アプリ内にHi-Res Audioアイコンを表示し、簡単にハイレゾ楽曲を見つけられるようになっている。ハイレゾ楽曲の配信を行なっているWalkman公式ミュージックストア「mora」への起動導線も追加される。

Xperia Z3(写真はグローバルモデル)

 また、圧縮音源もハイレゾ相当にアップサンプリングなどを行ない高音質化する「DSEE-HX」を、Xperiaにも初搭載。デジタルノイズキャンセリング機能も装備し、別売のイヤフォン「MDR-NC31EM」などによるノイズキャンセルに対応する。

 フロント面にステレオスピーカーを搭載。またサラウンド機能の「S-Forceフロントサラウンド」も搭載した。

 PlayStation 4のゲームをネットワーク経由で遊べる「PS4 リモートプレイ」にも対応。別売のアダプタでPS4のコントローラ「DUALSHOCK 4」とXperia Z3を連結させ、DUALSHOCK 4操作とXperia Z3の画面で、別室にあるPS4のゲームをLAN経由でプレイできる。DUALSHOCK 4とXperia Z3の接続はBluetoothを利用。

PS4 リモートプレイ(写真はグローバルモデル)
ゲームコントローラマウント「GCM10」(Xperia Z3はグローバルモデル)

 なお、PS Remote Playは11月以降のアップデートにより対応予定。DUALSHOCK 4とXperia Z3を接続するゲームコントローラマウント「GCM10」もあわせて発売される。

 カメラ機能も強化。2,070万画素のCMOSセンサーや、“走りながらでもブレない”という強化された電子式手ブレ補正「インテリジェントアクティブモード」、25mmに広角化した新Gレンズを搭載。さらにスマホで世界初とするISO 12800の高感度により暗所撮影の能力も高めた。

 4K動画撮影も可能。Xperiaやソニー製カメラと最大3台まで、Wi-Fiダイレクトで接続でき、複数のアングルから撮影できる「マルチカメラ」機能も用意。写真や動画に文字入力や立体的なアニメーションを追加する「ARファン」、メインカメラとインカメラを同時に撮影し、自分の表情と風景を一枚の写真に残せる「フェイスインピクチャー」、撮影前後10秒を録音し、後から音と写真を一緒に再生できる「サウンドフォト」なども用意する。

 ワンセグ/フルセグチューナも搭載。バッテリは3,100mAh。バッテリ持続を長くするスタミナモードに加え、電話やSMSなどに限定し、災害などの緊急時の待ち受け時間を向上する「緊急省電力モード」も用意する。NFCやWi-Fi Miracastに対応し、MHL出力を装備。RAMは3GB。外形寸法は146×72×7.3mm(縦×横×厚さ)、重量は152g。

GALAXY Note Edge/Gear VR

 GALAXY Note Edgeは、5.6型の有機ELディスプレイに加え、側面に曲面有機ELディスプレイ「エッジスクリーン」を採用しているのが特徴。メイン画面の操作性を損なわず、エッジスクリーンでアプリや音楽プレーヤーの切り替えが可能。天気やニュースなどを表示する事もできる。カラーはチャコールブラック、フロストホワイト。

GALAXY Note Edgen。左からチャコールブラック、フロストホワイト

 音楽再生機能はハイレゾに対応。メインカメラは1,600万画素、サブカメラは370万画素。サブカメラは90度の広角レンズを採用し、「ワイド自分撮りモード」利用時は最大120度の広角撮影が可能。

 「Sペン」が付属し、操作や写真への書き込みなどに利用可能。ペンの感度は「Note3」の2倍の2,048レベルを実現している。

 CPUはの2.7GHzのクアッドコア。画面にアプリを2つ同時に起動し、1画面で表示させ、それぞれのアプリを操作できるマルチウィンドウ機能も用意する。

 フルセグ/ワンセグチューナも搭載。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB。128GBのカードまで利用できるmicroSDXCカードスロットも装備。外形寸法は約151×82×8.5mm(縦×横×厚さ)。重量は約177g。

 周辺機器として、GALAXY Note Edgeを装着する事で、ヘッドマウントディスプレイとして利用できる周辺機器「Gear VR」も用意。「自宅でどっぷりと臨場感のある映画にはまりたいユーザなどにぴったり」としている。

 さらに、スマートウォッチ「Gear S」も発売。スマートフォンと連携して利用できるほか、Wi-Fi環境であればGalaxyが無くても単独で利用できる。ランニング用の「Nike+」やソーシャルマガジンの「Flipboard」などのアプリが利用できる。

スマートウォッチ「Gear S」
周辺機器「Gear VR」
Bluetoothヘッドセット「Gear Circle」。フロント部分の磁石を外す/くっつけることで受話・終話、再生・ポーズの操作ができる

 Bluetoothヘッドセット「Gear Circle」も発売。フロント部分にある磁石を外す/くっつけることで受話・終話、再生・ポーズの操作が可能。GALAXYの端末と一緒に利用する事で、音声指示機能も利用でくいる。

GALAXY Tab S

 10.5型ディスプレイのタブレット。有機ELディスプレイを採用しており、豊かなコントラストを生かして、ビデオパスやフルセグの映像も高画質に表示できるという。解像度は2,560×1,600ドット。電子書籍の白地部分を本物の紙のように表現し、最適な色合いに自動制御するという「アダプティブディスプレイ」機能も備えている。

GALAXY Tab S

 複数のアプリを同時に起動できる「マルチウィンドウ」や、動画視聴しながらのWeb閲覧なども可能。ドラッグ&ドロップでmicroSDから本体にデータ移行ができ、文書作成や表計算、プレゼンテーションなどのビジネス向けアプリも用意する。

 GALAXYシリーズのスマートフォンとWi-Fiダイレクトで接続する事で、GALAXY Tab Sからスマートフォンを操作できる「SideSync」。自宅や会社にあるPCにアクセスして遠隔操作したり、ドラッグ&ドロップでPCとタブレット間でファイル移動が可能な「Remote PC」なども利用できる。

 ワンセグ/フルセグチューナも搭載。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB。128GBまでのカードが利用できるmicroSDXCカードスロットも用意。カメラはメインが約800万画素、サブが約210万画素。外形寸法は247×6.6×177mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は467g。

(臼田勤哉/山崎健太郎)