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FeliCa搭載や限定カラー投入。Nothingがあえて日本市場に注力する理由
2026年1月8日 08:00
1月7日に、FeliCaやeSIMに対応したエントリークラススマートフォン「Phone (3a) Lite」を発表したNothing。イギリス発のスタートアップブランドながら、昨年発売した2機種でもFeliCaを搭載するなど、日本市場を重視する姿勢を見せている。Nothing Japanでマネージングディレクターを務める黒住吉郎氏は、日本というマーケットの位置づけを問われると「インドやUK、ヨーロッパとはちょっと違う、非常に大切なマーケット」だと説明した。
Nothingは、2020年に設立されたイギリス・ロンドン拠点のコンシューマーテクノロジー企業。スマートフォンだけでなく、完全ワイヤレスイヤフォンの「Ear」シリーズ、ヘッドフォン「Headphone (1)」といったオーディオ製品も展開している。
そんなNothingは、2025年に発売したミドルレンジスマホ「Phone (3a)」とフラッグシップモデル「Phone (3)」でFeliCa(おサイフケータイ)に対応。15日に発売する最新モデル「Phone (3a) Lite」では日本向けにFeliCaとeSIMを搭載したほか、日本市場限定、楽天モバイル限定のカラーとしてレッドモデルも用意している。
なお、Phone (3a) Liteは、海外では10月末に発売されており、日本では少し遅れての展開となる。黒住氏は「日本の仕様のインプリメンテーション(実装)であるとか、それに伴うテストであるとかいろいろあり、まだ我々の実力値ではグローバルと同じタイミングで出すことができません。(海外と)ちょっとズレた形での発表、そして発売になることをお許しください」と説明したが、そういった時間・コストを掛けてでも日本向けに最適化して展開する手法を採っているわけだ。
Nothingがそこまで日本市場を重視する理由、同社にとっての日本マーケットの位置づけを問われた黒住氏は「インドやUK、ヨーロッパとはちょっと違う、非常に大切なマーケット」だと説明した。
「ビジネス規模が大きいのは例えばインドで、こちらは非常に大切です。またNothing本社のお膝元であるUKも非常に大切ですし、広くオーディオデバイスを展開しているヨーロッパ全体も非常に大切です」
「日本においても同じで、成長率に関して言うと、日本はこの1~2年で伸びがあって、Nothingのマーケットのなかでも非常に高いものになっています。また日本が潜在的に持っているマーケットの大きさも非常に大きいです」
「また昨今、日本に対してグローバルからの評価はあまり高くないところにあると思いますが、ものづくり、プロダクトに対しての審美眼は、いまだにプロダクトの世界では日本のユーザーやメディアのかたは世界トップクラスなのは間違いありません」
「これはカール(Nothing創業者でCEOのカール・ペイ氏)ともよく話すんですが、日本でブランドを展開して、日本のユーザーやメディアの方々と一緒に成長を見ていくことで得られるものは何にも変えられない。我々のものづくりのための非常に良い試金石になっている部分があります」







