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ベンキュー、1.5mで100型投写できる約12万円のフルHDシアタープロジェクタ

 ベンキュージャパンは、フルHDのDLPホームシアタープロジェクタ新モデルとして、超短焦点の「W1080ST+」と、レンズシフト機能を備えた「W1070+」を10月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税込)はW1080ST+が128,000円前後、W1070+が104,800円前後。どちらもカラーはパールホワイトを用意する。

W1080ST+

 W1080ST+は、約1.5mの距離から約100型のフルHD大画面を投写できる超短焦点プロジェクタ。W1070+は超短焦点ではないが、本体の位置を動かさずに投写画面を動かせるレンズシフト機能を搭載する。それぞれ、2013年5月発売の「W1080ST」と、同年3月発売の「W1070」の後継モデルとなる。

 2機種共通の特徴として、新たにMHLに対応し、対応するスマートフォンなどをケーブルで繋いでスマホ画面を投写可能となった。また、縦横台形補正機能を搭載。W1080ST+は±20度、W1070+は±30度の補正が可能となり、設置場所の自由度を高めている。そのほか、内蔵スピーカーがチャンバー型となり、重低音を強化。静音性も向上している。

フルHD対応の超短焦点DLPプロジェクタ「W1080ST+」

W1080ST+

 1,920×1,080ドットパネルを搭載し、輝度は2,200ルーメン、コントラスト比は10,000:1。中間色の輝度を向上するBrilliantColorを搭載する。1.2倍の光学ズームを備え、投写サイズは38~300型。100型投写時の距離は1.52~1.82m。ISF認証済みのキャリブレーション機能を利用できる。

 映像入力はHDMI(ver.1.4)が2系統で、内1系統はMHL対応。コンポーネント、コンポジット、アナログRGB(D-Sub 15ピン)も各1系統備える。音声入力はステレオミニとRCAが各1系統。出力10Wのチャンバー型スピーカーを内蔵し、ステレオミニの音声出力を1系統備える。そのほか、RS-232C端子やUSBミニ端子(タイプB)、トリガー端子(12V)も装備。

W1080ST+の背面

 3D映像表示にも対応。オプションの3Dメガネ「3DGS-02」を用意することで3D映像視聴が可能となる。対応フォーマットは、フレームパッキング、トップ&ボトム、サイドバイサイド。NVIDIAによる3Dシステム「3DTV Play」にも対応する。

 ランプは240Wで、光源寿命はSmart Ecoモード時で最大約6,000時間、エコノミー時で最大約5,000時間、標準時で最大約3,500時間。

 静音性は28dB(エコノミー)/31dB(標準)。消費電力は最大353W(待機時0.5W)。外形寸法は312×244×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.85kg。リモコンなどが付属する。

レンズシフト機能搭載の「W1070+」

W1070+

 1,920×1,080ドットのパネルを搭載し、フルHD表示に対応するDLPプロジェクタ。レンズシフト機能を備え、上部のレンズ調節ネジで画面の位置を上下110%~130%、±5%移動可能。1.3倍の光学ズームを搭載し、投写サイズは40~235型。100型投写時の距離は2.54~3.3m。その他の基本仕様や外形寸法はW1080ST+と共通。重量は2.75kg。

(一條徹)