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ベンキュー、色再現性を高めたフルHDシアタープロジェクタ

 ベンキュージャパンは、フルHDのDLPプロジェクタ新モデルとして、ホームシアター向け2機種とビジネスにも使えるマルチユースモデル1機種を27日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、色再現性を高めた「HT3050」が15万4,800円前後(税込)、「HT2050」が13万4,800円前後(税込)。「TH670」が94,800円前後(税込)。カラーはHT3050がパールホワイト×ゴールド、HT2050がパールホワイト×シルバー。TH670がパールホワイト。

HT3050

ホームシアターモデルは重低音強化。上位モデル「HT3050」はRec.709対応

 HT3050とHT2050は約1.5mの距離から約60型のフルHD画面を投写できるDLPプロジェクタ。1,920×1,080ドットパネルを搭載し、輝度はHT3050が2,000ルーメン、HT2050が2,200ルーメン。中間色の輝度を向上するBrilliantColorを搭載する。コントラスト比は15,000:1。1.3倍の光学ズームを備え、投写サイズは60~300型。レンズシフト機能を備え、上部ダイヤルで投写画面を上105~115%の範囲で動かせる。HT3050は縦(自動)±30度、横(手動)±30度の台形補正機能も搭載する。

HT2050

 どちらも映像品質基準のISF認定を取得しており、ISF認定を受けたエンジニアがキャリブレーション調整可能。さらに、上位モデルのHT3050はプリセットのシネマモードがHD映像の色域規格「Rec.709」にも対応。工場生産最終段階において全台が色調整を施されており、映画などの映像の色を制作者の意図通りに再現できるとしている。

 内蔵スピーカーはチャンバー型(10W)。独自の「BenQオーディオエンハンサー」(Poword by MaxxAudio)も備え、重低音を強化。HT3050は2基搭載しステレオ化、HT2050は1基搭載している。

 HDMI入力は、HT3050が3系統で、うち2系統がMHLに対応し、対応スマートフォンを接続して映像を投写可能。HT2050は2系統。そのほかは共通で、コンポーネント、コンポジット、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統備える。音声入力はステレオミニとRCAが各1系統。音声出力はステレオミニ×1。RS-232C端子や給電用のUSB端子(タイプA)、USBミニ端子(タイプB)、トリガー端子(12V)も装備。

上面(HT3050)
背面(HT3050)

 3D映像表示にも対応し、別途3Dメガネ「3DGS-02」を用意することで3D映像視聴が可能となる。対応フォーマットは、フレームパッキング、トップ&ボトム、サイドバイサイド。

 光源寿命はSmart Ecoモード時で最大約6,000時間、エコノミー時で最大約5,000時間、標準時で最大約3,500時間。静音性は27dB(エコノミー)/29dB(標準)。消費電力は最大375W(待機時0.5W)。

 外形寸法は380.5×277×121.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はHT3050が約3.6kg、HT2050が約3.3kg。リモコンなどが付属する。

部屋の電気をつけたまま映像投写できる「TH670」

TH670

 ビジネス用途などを想定したマルチユースモデルで、1,920×1,080ドットパネルを搭載し、輝度は3,000ルーメン、コントラスト比は1万:1。高輝度、高コントラスト性能を活かして部屋の電気をつけたままでも、フルHDの映像を楽しめるという。中間色の輝度を向上するBrilliantColor技術も搭載する。

 3D映像表示に対応し、3Dメガネ「3DGS-02/03」(別売)で3D映像視聴が可能。対応フォーマットは、フレームパッキング、トップ&ボトム、サイドバイサイド。そのほか、縦型自動台形補正機能を備える。

 レンズは1.2倍ズームが可能で、投写画面サイズは60型~300型。入力端子はHDMI(v1.4a)×1と、コンポジット×1、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)×2、アナログ音声×2(RCA×1、ステレオミニ×1)。10W×1chのスピーカーも内蔵する。

 消費電力は最大270W(待機時:0.5W)。静音性は29dB(エコノミー)/31dB(標準)。外形寸法は327×233×137mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3kg。

(庄司亮一)