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東芝、レコーダの“番組引越し”が可能なSeeQVault対応USB HDD「CANVIO DESK」

 東芝は、録画向けUSB HDD「CANVIO DESK」の新製品として、コンテンツ保護のSeeQVaultをサポートし、対応レコーダからの番組引越しが可能な3モデルを10月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1TBの「HD-QB10TK」が11,800円前後、2TBの「HD-QB20TK」が14,800円前後、3TBの「HD-QB30TK」が19,480円前後。

 14日に発表された同社製SeeQVault(SQV)対応レコーダのレグザサーバー「DBR-T550」と「DBR-T560」、レグザブルーレイの「DBR-Z510」、「DBR-Z520」にUSB接続し、バックアップまたは引越し用のHDDとして利用できる製品。従来のSQV非対応HDDでは、録画に使用した機器以外では再生できなかったが、SQVに対応したことで、レコーダを買い替えた場合などにも新しいSQV対応レグザサーバー/レグザブルーレイで録画済み番組を視聴できる。なお、他社製のSQV対応レコーダにおいて、バックアップ/引越しの利用はサポートしない。

 SQV対応HDDとして利用する場合はレコーダのチューナからの直接録画には対応せず、レコーダへの録画後に、バックアップの操作を使うことで、ダビング10の場合は1回分を使って転送する。直接録画をする場合はSQV HDDとしては利用できないため、他のSQV対応レコーダで再生することはできない。通常録画時は、1TBあたり125時間分のデジタル放送録画(地デジ/17Mbpsで換算)ができる。なお、レグザサーバー/レグザブルーレイなどの全録機能「タイムシフトマシン」用HDDとしては利用できない。接続対応機種の詳細は、製品情報のサイトで案内している。

 電源はACアダプタを使用。接続されたレコーダなどの電源がオフになると、CANVIO DESKの電源もオフになるECOパワーオフ機能も搭載し、電源の切り忘れを防げる。本体はファンレス仕様で、静かな部屋での音楽や映画の視聴にも騒音が気になりにくいとしている。

 パソコンのUSB HDDとしての利用には非対応。本体は縦置き/横置きが可能。縦置き時の外形寸法は42×129×167mm(幅×奥行き×高さ)。

縦置き時
パッケージ

(中林暁)