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ヤマハ、生活空間に溶け込むBluetooth/CD/FM一体型オーディオ「Restio」。壁掛け可能

 ヤマハは、生活空間に溶け込むデザインと、スマートフォン/タブレットとのBluetoothワイヤレス連携が特徴のオールインワンオーディオ「Restio」(レスティオ)の新モデル、「ISX-803」を10月下旬に発売する。価格は8万円。カラーはアースブリック、ブルーベリー、クレイホワイト、ブラックリーフを用意する。

Restio ISX-803のアースブリック。使用イメージ

 「観葉植物のように、生活空間に寄り添う佇まいと4色のバリエーションで美しく部屋に溶け込む」というオーディオシステム。アンプとスピーカー、Bluetooth受信機能、CDドライブ、USBメモリ再生、FMラジオを一体化している。

 本体はスクエア形状で、付属スタンドで自立できるほか、オプションのアタッチメント(AT-800/11,429円)を使って壁掛けも可能。スタンドを使った際の外形寸法は410×295×997mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。

 「綾織物を想起させる」というフロントパネルには、編み上げたような立体的な質感のエキスパンドメタルを採用。ガラスを施したディスプレイとそれを囲むアルミコーティング仕上げのフレームで構成されている。

 カラーのアースブリックは、「赤茶色の葉・幹・土」をイメージ、ブルーベリーは「自然に粉がかった青い果実」、クレイホワイトは「太陽を浴びて乾燥した土・石・木材」、ブラックリーフは「水分を含み弾力のある多肉植物に影を落としたような深み」をイメージしたとする。

左から(RR)アースブリック、(AD)ブルーベリー、(W)クレイホワイト、(B)ブラックリー

 Bluetoothは2.1+EDRに準拠。プロファイルはA2DP、コーデックはSBC/AAC/aptXに対応。SCMS-Tもサポート。Bluetooth対応のスマートフォンやタブレットから、ワイヤレスで音楽を再生できる。天面にはNFCも搭載、対応端末とワンタッチでペアリング可能。外部入力端子も備えている。

 CDドライブは天面にスロットインタイプを搭載。MP3/WMAを保存したCD-R/RWも再生できる。USB端子も備え、USBメモリなどに保存したMP3/WMA再生も可能。FMラジオは76.0~90.0MHzの受信に対応する。

 スピーカーは、10cm径ウーファと3cm径ソフトドームツイータで構成する2ウェイで、ステレオ仕様。合計4基のユニットを搭載している。DSPを使った「Extended stereo」機能により、一体型ながら、音のセパレーションを確保。広がり感のある再生ができるという。アンプ部の出力は15W×2ch(6Ω)。

 圧縮音源再生時に、低音域の量感や高音域の伸びをプラスする独自の「ミュージック・エンハンサー」も搭載。小音量での再生時に低音と高音を補正する「ラウドネスコントロール」や、3バンドイコライザも搭載する。

 スマホ/タブレット向けに、操作用アプリ「DTA CONTROLLER」も用意。楽曲選択、再生・音量調整・入力切替、イコライザ調整などが行なえる。

 時計機能も搭載。アラーム、スヌーズ、スリープタイマーも用意。CDやUSB、FMラジオを目覚まし音として使うこともできる。消費電力は11W。リモコンも付属する。

(山崎健太郎)