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FirstWatt、MOS-FETやJFET素子を採用したステレオパワーアンプ「F6」

 エレクトリは、米FirstWattのステレオパワーアンプ「F6」を12月1日から発売した。価格は45万円。

FirstWattのステレオパワーアンプ「F6」

 最大出力25W×2ch(8Ω)、50W×2ch(4Ω)のステレオパワーアンプ。Jensen製の入力トランスを採用しており、パッシブ電圧増幅、出力ステージへの信号の位相反転、アイソレーションの機能を備えている。

 ゲインステージでは、ローカル・フィードバックを供給。クラスA動作で、JFET入力バッファを用いる事で、プリアンプの高出力インピーダンスによる影響を防いでいる。

ステレオパワーアンプ「F6」の背面

 出力素子には、五極真空管的な動作をするJFET素子を採用。三極真空管的動作をするJFET素子やSIT素子も試したが、「プッシュプル回路においては五極真空管的動作をする素子の音質上の利点を認め、最終的により五極真空管的動作をするFAIRCHILD SEMICONDUCTOR製のMOS-FETに辿りついた」という。

 入力端子は、アナログRCA×1系統。消費電力は180W、重量は12.28kg。外形寸法は430×390×143mm(幅×奥行き×高さ)。

(山崎健太郎)