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ソニー、4K/30p撮影可能な新アクションカム「FDR-X1000V」。HDモデルAS200Vも

 ソニーは米国において、4K対応のアクションカメラ「FDR-X1000V」を発表した。米国で3月に発売が予定されており、価格は約500ドル。また、同時期にHD撮影モデルの新機種「HDR-AS200V」も約300ドルで発売予定。ライブビューリモコンを同梱した「FDR-X1000VR」も約600ドルで用意する。

4K対応のアクションカメラ「FDR-X1000V」

 「FDR-X1000V」の外形寸法は24.4×88.9×51.7mm(幅×奥行き×高さ)で、既存のAS100V(24.2×81.5×46.5mm)よりもわずかに大きくなっている。バッテリのNP-BX1を含めた重量は114g(AS100Vは92g)。録画ボタンが天面に移動するなど、操作系も変化している。

使用イメージ
手に持ったところ

 XAVC Sで3,840×2,160 30p/25p/24pの撮影が可能なアクションカメラ。ビットレートは最高100Mbps。HD解像度での撮影も可能で、1,920×1,080の120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p、1,280×720の240p/200pなどの撮影が可能。

 撮像素子は裏面照射型のExmor R CMOSで、BIONZ Xプロセッサも搭載。レンズはツァイスのテッサーで、170度の広角撮影ができる。

 電子式手ブレ補正技術も進化。「SteadyShot」と呼ばれる技術を用いて、従来の約3倍の補正効果があるという。クアッドコプターなどに取り付けて撮影する際も、振動の無い撮影ができるとする。なお、SteadyShot機能が利用できるのはHD撮影時のみで4Kでは利用できない。また、利用すると画角は120度となる。レンズのF値は2.8。

 ステレオマイクと風切り音の減機能も搭載。HDMI出力を装備しているのも特徴で、出力した映像を外部機器で記録する使い方も想定。ホワイトバランス、自動露出調整など、様々な設定を細かく行なう事も可能になった。Ustreamを使っての映像配信にも対応する。

X1000V
HDMI出力も備え、外部レコーダで録画する事もできる

 同時期に発売されるHDR-AS200Vは、X1000Vの特徴を取り入れたフルHDモデルで、1080/60pで、最大50Mbpsの撮影が可能。WVGAで120/240pのスローモーション撮影にも対応する。

同時期に発売されるHDR-AS200Vは、フルHDモデル

 どちらのモデルもGPSを搭載。撮影後に利用できる機能として、「ハイライトムービーメーカー」を装備。自動的に重要なシーンや、シーンの変化を検知し、それらを抽出したハイライト動画を自動で作成してくれる。

 また、Android/iOS端末向けに、プロレベルのビデオ編集を可能にするというモバイルアプリを今年の春に提供予定。

アクセサリも進化

 ライブビュー液晶リモコンは、既に発売されている「RM-LVR2」が利用可能。

 さらに、簡単に角度調節ができる「VCT-HSM1」ヘルメットサイドマウント、スノーボードやサーフボードに取り付けるための「VCT-BDM1」などの、取り付け用アクセサリの新製品も発売予定。

(山崎健太郎)