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ズーム、PCMレコーダやビデオカメラの交換用XYマイクとショットガンマイク

 ズームは、同社製オーディオレコーダやビデオカメラに装着できる交換用マイクの新製品として、XYステレオマイクの「XYH-5」と、MS方式のステレオショットガンマイク「SSH-6」を2月初旬に発売する。価格は、XYH-5が9,000円、SSH-6が19,500円。

XYマイク「XYH-5」をビデオカメラのQ8に装着したところ

XYステレオマイク「XYH-5」

XYH-5

 マイク部を交換可能なPCMレコーダ「H5」に付属するXY方式のマイクを単品発売するもので、'13年6月発売のPCMレコーダ「H6」や、2月末に発売予定の新ビデオカメラ「Q8」にも装着して利用可能。

 マッチング済みの単一指向性コンデンサーマイク2基を90度のアングルで配置。左右の正確な音像定位だけでなく、前後の奥行き感まで忠実に再現した、自然で立体的なステレオイメージを収録可能としている。

 防振ゴムを使用した新開発のショックマウント機構と、マイクケースが直接ダイキャスト製の台座に接触しないフローティング構造を採用し、外部からの物理的な振動が直接マイクに伝わるのを防止。レコーダ本体や、レコーダを装着したデジタルカメラなどのハンドリングノイズを抑えられる。同社ハンディレコーダ製品で最高となる最大140dB SPLの耐音圧を実現。50m先のジェット機の爆音を、歪みなく捉えるという高耐圧設計とした。

MSステレオショットガンマイク「SSH-6」

SSH-6

 センターの音を拾う超指向性のショットガンマイクと、左右の音を拾う双指向性のSideマイクを組み合わせたMS方式のステレオショットガンマイク。H5/H6/Q8に装着でき、Sideマイクのレベルを調節することで、ステレオ幅を変更できる。

 H5/H6利用時は、RAWモードに設定することで、録音後にステレオ幅を調節することも可能(H8はRAWモード非対応)。ショットガンマイクで特定の音を狙い、後から必要に応じてSideマイクで拾った環境音を混ぜることができる。これにより、映画/ビデオ/ニュース取材などにおいて、役者やレポーターの声をクリアに収録しながら、ポストプロダクション時に周囲の環境音をミックスして現場の臨場感を加えるといった使い方ができる。ウインドスクリーンも付属する。

SSH-6をQ8に装着したところ
SSH-6をPCMレコーダに装着して、デジタルカメラの動画音声記録に使える
付属のウインドスクリーン

(中林暁)