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ズーム、マイク交換できる高音質2.3Kビデオカメラ「Q8」

2,304×1,296ドットの動画と4トラック録音に対応

 ズームは、フルHDを超える最高2,304×1,296ドットの映像と4トラック録音に対応し、マイクユニットの交換も可能なハンディビデオレコーダ「Q8」を23日に発表した。2月末の発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は42,000円前後(税込)。

Q8

 160度の広角レンズを備え、主に音楽の演奏や映画撮影、YouTuberなどの撮影を想定したビデオカメラ。録画モードは2,304×1,296ドット/30fpsの「3M HD」(2.3K相当)や、1080/30fps、720/60fpsなどを用意し、フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264(MOV)。音声は最高96kHz/24bitのWAVまたはAAC(64~320kbps)で記録できる。

 音質を重視しているのが特徴で、付属するXYマイク「XYQ-8」を、別売マイクカプセルに付け替えることも可能。既発売のPCMレコーダ「Hシリーズ(H6/H5)」用のMSマイクやショットガンマイクなどのマイクカプセルをQ8にも装着できる。ただし、XLR/TRSコンボカプセル「EXH-6」には対応しない。本体にXLR/TRS入力端子も備え、装着したマイクと合わせて4チャンネル分を同時録音し、内蔵ミキサーでステレオミックスして記録できる。

大口径XYマイク「XYH-6」などの別売マイクに交換可能
MSステレオマイク「MSH-6」装着時
ステレオショットガンマイク「SSH-6」装着時

 動画ファイルと同時に、トラックごとの音声ファイルも保存する「MOV+WAVモード」も用意。マイクカプセル入力(ステレオ)と、外部入力1/2(ステレオまたはモノラル×2)の4チャンネル分の音声を、最高48kHz/24bitのWAVで記録できる。音声のローカット(80/120/160Hz)やダイナミクス(リミッター/コンプレッサー/レベラー)も搭載。

 レンズは固定焦点で、35mm換算の焦点距離は約16.6mm。F2.0の明るいレンズを搭載する。5段階のデジタルズームも装備。モニタは2.7型のタッチパネル液晶。HDMIマイクロ出力を備えるほか、ライン/ヘッドフォン兼用のステレオミニ出力や、出力400mWのモノラルスピーカーも装備する。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。電源はリチウムイオン電池で、連続撮影時間は720/30fps撮影時(モニタを閉じた状態)で約3時間30分、実使用時間は約2時間(720/30fps、モニタ使用、コンボジャックにコンデンサーマイク接続)。USBバスパワーでも動作するほか、別売でACアダプタも用意する。マイクを起こした状態の外形寸法は47.8×156.63×118.54mm(幅×奥行き×高さ)、電池を含む本体重量は300g。付属マイクのXYQ-8は、50.17× 37×52.3mm(幅×奥行き×高さ)、40g。

液晶モニタを開いた状態(付属マイク装着)
マイク収納時

(中林暁)