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キヤノン、ズームでも被写体を見失わないファミリー向けビデオカメラ「R62」

 キヤノンはビデオカメラのファミリー向け新モデルとして、「iVIS HF R62」を2月19日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は52,800円。カラーはブラウン、ベージュ、ホワイトの3色を用意する。

ファミリー向けビデオカメラの新モデル「iVIS HF R62」

 撮像素子は総画素約328万画素、有効約207万画素の1/4.85型CMOSセンサー。35mm換算で38.5~1,232mmの光学32倍ズームを搭載。撮像素子の有効エリアを効率的に使用する事で、ズーム領域を拡大させる57倍のアドバンストズームも利用できる。最低被写体照度はローライトモード時で約0.4ルクス。

「iVIS HF R62」
液晶モニタは3型

 レンズシフトの光学式手ブレ補正と、電子式補正を組み合わせているほか、5軸方向の手ブレを補正できるダイナミックモードも搭載。カメラの状況を自動的に判別し、最適なブレ補正を行なう「マルチシーンIS」も搭載する。

 新機能として、フレーミングアシストが利用可能。高倍率ズーム撮影時に、被写体を見失うのを防ぐための機能で、画面上の探索ボタンを押し続ける事で、広角アングルに切り替わり、被写体を見つけた後で、ガイドフレームを使って元のズーム位置まで戻れる。

ホワイトモデル
ブラウンモデル

 1080/60pの撮影に対応し、AVCHDとMP4どちらでも録画が可能。AVCHDでは最大28Mbpsだが、MP4では最大35Mbpsのハイビットレート記録が可能。

 MP4撮影時は、「Slow & Fastモーション」撮影機能が利用可能。1/2のスローモーション撮影と、2倍~1,200倍までのファストモーション撮影ができ、表現の幅を広げられる。

 液晶モニタは3型で、約23万画素。内蔵メモリは32GB。SD/SDHC/SDXC対応のメモリーカードスロットを備えている。

 IEEE 802.11b/g/nの無線LAN機能と、NFCも装備。NFC対応のAndroidスマートフォンとワンタッチでペアリングできる。iOS/Androidの「CameraAccess plus」アプリを使ってライブ映像の受信や、カメラの遠隔操作が可能。iOS向けの「Movie Uploader」を使い、YouTubeやFacebookへの映像アップロードもできる。さらに、キヤノンが発売するストレージデバイス「Connect Station CS100」にも対応しており、かざしてコンテンツCS100に蓄積する事もできる。

 付属バッテリを使った場合の連続撮影時間は約110分、実撮影時間は約65分。消費電力は3.1W。外形寸法は約53×116×57mm(幅×奥行き×高さ)で、本体のみの重量は約240g。

(山崎健太郎)