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ケンウッド、Bluetooth対応の2DINカーオーディオ

USB接続したAndroidからの音楽再生も

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのカーオーディオ製品として、2DINレシーバー「DPX-U720BT」と「DPX-U520」を3月上旬より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格はDPX-U720BTが21,000円前後、DPX-U520が17,000円前後。

DPX-U720BT

 いずれも2DINサイズのカーオーディオレシーバーで、音楽CDの再生のほか、USB/iPodの接続に対応する。

 上位モデルのDPX-U720BTはBluetoothも装備し、ワイヤレス音楽再生やハンズフリー通話が可能。高音質コーデックのaptX/AACをサポートし、対応プロファイルはHFP/SPP/PBAP/A2DP/AVRCP。HFP Ver.1.6対応により、ハンズフリー通話時の音質を向上しているという。

左がDPX-U720BT、右がDPX-U520

 ボイスコントロールモードを搭載し、スマートフォンの音声認識機能を利用した電話帳検索や音楽検索/再生が可能。iPhoneのSiriを車の中でも利用できるアイズフリー機能にも対応し。付属のハンズフリーマイクを使って、車の前方から目を話すこと無く音楽の再生や電話をかけるなどの操作が行なえる。

 DPX-U720BT/U520共通の特長として、Androidスマートフォンに収録した音楽を操作できる「KENWOOD Music Play」を採用。Android 4.1/AOA2に対応したケンウッドの音楽用アプリで、USB接続したAndroidスマートフォンの楽曲をカーオーディオで再生できる。

 iPhone/iPodからの再生/選曲が行なえる「App&iPodコントロールハンドモード」を搭載。iPodインターフェイスケーブルを利用して、iPhone/iPodと連動動作。スマホのインターネットラジオアプリ「TuneIn Radio」、「TuneIn Radio Pro」に対応する。

DPX-U520
DPX-U720BTとDPX-U520の主な特徴

 トヨタ/ダイハツ車に対応する専用の200mmエスカッションを同梱し、セット時のフィット感を向上。従来の180mmにも対応している。USB端子のほか、AUX入力も装備し、さまざまなオーディオ機器を接続可能。USBは1A出力に対応し、iPhoneなどの充電が可能となっている。

 USBの対応ファイル形式は、MP3、WMA、AAC、WAV。USBメモリなどの楽曲にデータベースを付加して管理できるWindowsアプリ「KENWOOD Music Edtior Light」に対応。複数のUSBデバイスを切換えられる「Drive Change」機能なども備えている。

 アンプは最大出力50W×4のMOS-FETアンプ。AUX/USBなど利用する入力系統ごとに異なる音量を平準化する「ボリュームオフセット」や8種類のイコライザを選べる「dBイコライザーPRO」、走行中でも聴きやすい音場に調整する「ドライブイコライザー」などを搭載する。

 前面ディスプレイは、13桁/1.5行のバリアブルカラー表示に対応。AM/FMチューナも備えている。埋込寸法は180×158×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg(DPX-U720BT)/1.3kg(DPX-U520)。

(臼田勤哉)