ニュース

ヘッドフォンイベント「ポタ研」2月14日開催。「ZX1」用バランスアンプ他

 東京・中野にあるAV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催する「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研) 2015冬」が、2月14日の土曜日に中野サンプラザで開催される。入場は無料。開催時間は11時~17時30分。

 ポータブルアンプやポータブルプレーヤーを中心に、機器の比較試聴ができるイベント。アンプやプレーヤーだけでなく、ポータブルヘッドフォンやイヤフォンメーカーも参加。ユーザーが出展するコーナーなども設けられている。

 ここでは、開催前に予告されている各社新製品情報から、主なものをピックアップする。

Astell&Kern/Glove Audio

 アユートのブースでは、Astell&KernとJH Audioがコラボレーションした、ユニバーサルタイプのイヤフォン新製品「THE SIREN SERIES - Universal Fit」の「Layla」と「Angie」を出展。2月27日発売だが、そのサウンドを一足先に体験できる。直販価格はLaylaが359,800円(税込)、Angieが159,800円(同)。

THE SIREN SERIES - Layla Universal Fit

 また、もう一つのコラボモデルとなる「AKT5p」も出品。BeyerdynamicのT5pをAKシリーズ向けにチューニングしたモデル。1月から発売されており、直販価格は169,980円(税込)。ケーブルが標準で2.5mmのステレオミニミニ/4極のバランス仕様になっている。

AK240とAKT5p
AK240の筐体をステンレススティールにしたモデルも参考展示

 2月13日から受注を開始する、AKシリーズの据置型ネットワークオーディオプレーヤー「AK500N」も試聴できる。スロットローディング式のCDドライブと、最大4TBまで増設が可能な4ベイのSSDスロットを備えた一体型オーディオシステムで、USB DAC、DLNAサーバー/コントローラー/レンダラー機能なども搭載。直販価格は1TBモデルが169万円(税込)、2TBモデルが184万円(税込)。

 Glove Audioは、AKシリーズ第1世代(AK100/100MKII/120/120TITAN)にドッキングするように装着できる、USB DAC兼ポータブルアンプ「THE Glove A1」を開発。バランス駆動にも対応できるのが特徴。

 会場ではさらに、ソニーのハイレゾプレーヤー「ZX1」のバランス駆動を可能にする新モデル「THE Glove S1」(仮称)の参考展示も予定されている。

 さらに、イヤフォン/ヘッドフォンの2ブランドを参考展示。シンガポールのメーカー「DITA」から、フラッグシップモデル「Truth」と「Answer」を参考出品。

 MASTER & DYNAMICは、ニューヨーク発のメーカー。本革やステレンススティールなど、高級素材を活用。ファッション性、ディテールにこだわった「リッチ且つナチュラル・ウォームなサウンドが特徴」だという。モデルは「MH40」、「MH30」、「ME01」、「ME03」を展示する。

パイオニア

 パイオニアブースでは、昨年から発売しているDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「XPA-700」が試聴できる。バランス出力も備え、外装・音質のカスタマイズができるのが特徴。

XPA-700

 会場には、生みの親と言える、事業企画部 商品企画部 システム企画課の林佑二主事も参加する。

 なお、既にXPA-700を購入したユーザーが、実際に利用している組み合わせをブースまで持参し、林氏に見せると、当日限定で“サプライズな事”があるとのこと……。

ゼンハイザージャパン

 ゼンハイザーでは、MOMENTUMシリーズ初のイヤフォン「MOMENTUM In-Ear」を中心にした展示を予定。「MOMENTUM」、「MOMENTUM On-Ear」に続く、MOMENTUMシリーズのイヤフォンで、光沢感のある、赤と黒で構成されたデザイン性の高さが特徴。ユニットはダイナミック型。

MOMENTUM In-Ear

 その他にも、IE 800/80/60や、ヘッドフォンのURBANITE/URBANITE XL/MOMENTUM/MOMENTUM On-Earなどが展示される。

その他

 WAGNUS.のブースでは、イヤフォン/ヘッドフォン向けリケーブルの「Diamond Dust」(type aenigma)や、'50年代のドイツ製軍用ケーブルを使っているという異色のケーブル「Sieve Sheep」などを展示。

 須山歯研は、FitEarに加え、“須山ジャンク堂”というブースも出展。試作品や、謎のモデルなど、ユニークな展示が行われるようだ。

(山崎健太郎)