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オンキヨー、アーティストで企業家のwill.i.amとスマート機器連携オーディオを開発

 オンキヨーは12日、i.am.plusの創立者で、アーティスト/企業家のwill.i.am(ウィル・アイ・アム)とオーディオソリューションの共同開発を行なう覚書を締結したと発表した。協業により、i.am.plusのスマート機器と連携するオーディオソリューションを開発するという。

ウィル・アイ・アム

 ファッションとテクノロジーを組み合わせたハードウェアとサービスを手掛けるというi.am.plusは、「i.amPULS」というリストバンド型の通信機器を開発中。アプリ開発者との協力により音声認識ソフトなどを搭載し、AT&T、ESRI、Nuance、Q2、Qualcomm、Salesforceらと協業して開発を進めている。

 ヒップホップグループのブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)創立者/フロントメンバーとして知られるウィル・アイ・アムは、Beats Electronicsの創立時の株主で、'11年~'13年には、インテルでクリエイティブ・イノベーションのディレクターを務め、現在は3D Systems Inc.のチーフ・クリエイティブ・オフィサー。「私はAV技術や製品の分野で専門家や顧客から世界的なリーダーとして高い評価を受けているオンキヨーと協業を開始することができ、とても光栄に思う」とコメントしている。

 オンキヨーは「他社との協業を通じて、近年拡大するポータブル機器を中心とした新しい音楽スタイルやライフスタイルに適した製品開発を推進していく。近年目まぐるしく変化するオーディオ市場に迅速に対応し、音質の良さはもちろん利便性も兼ね備えた画期的な製品開発を行なう」としている。

(中林暁)