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カシオ、DJ新ブランド「トラックフォーマー」。iPhone連携DJコントローラなど2機種

 カシオ計算機は、DJ機器ブランド「トラックフォーマー」の2モデルを3月27日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はiPhone/iPadなどの楽曲でDJプレイできる「DJコントローラー XW-DJ1」が31,000円前後、シーケンサーやサンプラーなどを備えたダンスミュージック作成/演奏用の「グルーヴセンター XW-PD1」が36,000円前後。

DJコントローラー XW-DJ1

 「トラックフォーマー」は、DJ機器の新ブランド。同社はクラブミュージック作成に適したシンセサイザーなどの音楽制作機器をこれまでも展開しているが、新モデル「XW-DJ1」のように大型スクラッチディスクでDJプレイするような製品は初となる。

DJコントローラー XW-DJ1

 アナログレコード盤の溝を再現したという7インチの大型スクラッチディスクを搭載するDJコントローラー。有線接続したパソコンやスマートフォンの音楽でDJプレイができる。本体後方に、iPhoneなどを装着できるスタンドも装備。ACアダプタまたは単3電池6本で駆動し、スピーカーも内蔵。利き手を問わずにプレイできる左右対称のデザインを採用している。

 iOSアプリ「djay2 for iPhone/iPad」や、Mac用の「djay Pro」、PC/Mac用の「TRAKTOR PRO 2」といったDJアプリ/ソフトに対応し、手持ちの楽曲でDJプレイが可能。また、対応ソフトから2つのディスクをワンタッチで選択し、2枚のレコード盤を操るDJプレイも1台で行なえる。

 内蔵スピーカー出力は2W。入出力端子は、USBと、ステレオミニのヘッドフォン出力、アナログRCA出力、iOS端末用のMini DINを装備。単3電池駆動時の連続使用時間は約4時間。外形寸法は344.7×232×66.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。Lightning-Mini DINケーブルなどが付属する。

グルーヴセンター XW-PD1

 ダンスミュージックに適した365音色の音源や、自動演奏を実現するシーケンサー、録音した音を音源にできるサンプラー、音を変化させるエフェクタなど、トラックメイキングに必要な機能を搭載。ACアダプタのほか電池駆動も可能で、スピーカーも内蔵。楽曲制作だけでなくパフォーマンスにも利用できる。

グルーヴセンター XW-PD1

 光の回転によってリズム・パターンを確認できるシーケンスステップキーを搭載。パッドを使って直感的にリズムパターンや楽曲制作ができる。200種類のエフェクトにより、創作した曲やスマートフォン/オーディオプレーヤーの楽曲をアレンジすることも可能。他の電子楽器との接続にも対応する。

 USB端子と、ライン入力(ステレオミニ)、ライン出力(RCA)、マイク入力(標準ジャック)、ヘッドフォン出力(ステレオミニ)を装備。スピーカー出力は2W。単3電池駆動時の連続使用時間は約5時間。外形寸法は344.7×232×66.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.15kg。

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(中林暁)