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中国Xiaomi、ライカ“共創”スマホ「Xiaomi 17 Ultra」。2億画素光学ズーム

「Xiaomi 17 Ultra」

中国Xiaomiは現地時間12月25日、独ライカとのパートナーシップによる「Strategic Co-creation Model(戦略的共創モデル)」のスマートフォンとして、「Xiaomi 17 Ultra」と「Xiaomi 17 Ultra by Leica」を発表した。現地では12月27日発売。価格はXiaomi 17 Ultraが6,999元から、Xiaomi 17 Ultra by Leicaが7,999元から。

Xiaomi 17 Ultra

Xiaomi 17 Ultraは同社のUltraシリーズ初となるフラットディスプレイ採用モデル。約6.9型の有機ELディスプレイを採用し、最大輝度は3,500nits。クアルコムの「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載する。

最大の特長はカメラシステムで、焦点距離14mmの超広角カメラ、同23mmのライカ1インチセンサー広角カメラ、75~100mmの光学ズームを採用した2億画素望遠カメラのトリプルカメラシステムを採用する。

1インチの広角カメラでは「Light Fusion 1050L」センサーを採用。LOFIC(横型オーバーフロー蓄積容量)HDR技術に対応しており、従来の1インチセンサーよりも性能が向上しているため、逆光や夜間を含む高コントラストシーンで、ハイライト制御とシャドーディテールを改善したという。

望遠カメラのレンズにはライカAPO光学設計を採用。精密に調整した3つのレンズ群とプリズムを組み合わせることで、75~100mm相当の光学ズームを実現している。この光学性能により、Xiaomiのフラッグシップモデルとして初めてライカAPO認証を取得したとのこと。

サウンド面では、新開発のAIノイズリダクションを搭載したアップグレード版のデュアルステレオスピーカーを内蔵する。

カラーはホワイト、ブラック、パープル、グリーンの4色で、デザインを改良した「Photography kit」も用意する。

「Photography kit」も用意

Xiaomi 17 Ultra by Leica

「Xiaomi 17 Ultra by Leica」

ライカの開発チームが直接携わって設計したというモデル。同社のMシリーズカメラからインスピレーションを受けたデザインだといい、背面パネルはツートーンデザインで、テクスチャードレザーも採用。象徴的なライカロゴもあしらわれるほか、側面には「LEICA CAMERA GERMANY」の文言も施される。

通常のXiaomi 17 Ultraと同様のトリプルカメラシステムを採用しつつ、Xiaomi 17 Ultra by Leicaでは、背面カメラのリング部分が回転操作に対応。ズームやフォーカス、ホワイトバランス調整といった操作を割り当てられる。

さらにライカカメラの画質を再現するという「Leica Essential mode」も搭載。「Leica M9」と「Leica M3+MONOPAN 50」の画質を再現できるという。

そのほかモバイル業界初を謳う「コンテンツ認証イニシアチブ(Content Authenticity Initiative、CAI)」にも対応している。

なお、これら2モデルについて中国以外での発売については案内されていないものの、シャオミ・ジャパンの公式Xでは2026年の日本発売を示唆する投稿が行なわれている。