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4K/30p空撮対応のマルチコプター「DJI Phantom 3 Professional」

 空撮に対応したマルチコプター/ドローンを手がけるDJIは9日、4K動画撮影に対応した「Phantom 3 Professional」と、フルHDモデルの「Phantom 3 Advanced」を発表した。同社直販ストア上での価格はProfessionalが1,259ドル、Advancedが999ドル。ストアで日本語を選択すると、Proが175,000円、Advancedが139,800円と表示される。

Phantom 3 Professional
Phantom 3 Advanced(左)、Phantom 3 Professional(右)

 従来モデルの「Phantom2 Vision+」などのマルチコプターと同様に、本体下部に専用カメラを装備。両モデルの最大の違いは、ビデオ記録モード。Professionalでは[UHD]として、4,096×2,160ドット 24/25pや、3,840×2,160ドット 24/25/30pに対応する。Professional/Advancedともに、[FHD]が最高1,920×1,080/60p、[HD]が最高1,280×720/60pの撮影に対応し、24p/30pなども選択できる。

 画角は約94度。3軸補正のジンバル(揺れや傾きなどを補正する機構)により、飛行中でも安定した撮影を可能にしている。

Phantom 3 Advanced

 撮像素子はソニー製の1/2.3型Exmor CMOSで、有効画素数は1,240万画素。感度を向上し、Phantom2よりも画質を向上した。映像形式は、MPEG-4 AVC/H.264(MOV/MP4)で、最高ビットレートは60Mbps。JPEG/DNG写真も撮影可能。記録メディアはmicroSD。

カメラ部
コントローラ

 専用コントローラでの操作のほか、タブレットやスマートフォンのDJI Pilot Appでの操作にも対応。対応OSはiOS 8以降と、Android 4.1.2以降。タブレットなどを用いた、720/30fpsでのライブビューにも対応し、遅延は220ms(モバイルデバイスに依存)。

 GPS/GLONASSなどを搭載。最大飛行時間は約23分。プロペラを含む対角サイズは590mm、重量は1,280g。

(臼田勤哉)