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パナソニック、ズーム録音/FM補完放送対応のICレコーダ「RR-XS460」
(2015/8/3 16:23)
パナソニックは、ズーム録音対応のICレコーダ2モデルを10月15日より発売する。価格はすべてオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、FM補完放送対応の「RR-XS460」が10,000円前後で、ラジオ非搭載の「RR-XS360」が8,000円前後。カラーは、XS460がブラック、ホワイト、シルバー、レッドの4色。XS360はシルバー、ブルー、ピンクの3色を用意する。
前方正面の音を強調し、セミナーや講義の録音に便利な「ズーム録音」機能を搭載。ワンタッチで、広い範囲の録音に適したステレオ録音モードにも切り替えられる。シーンごとに用意された録音設定が利用できる「録音シーンセレクト」を搭載。機種によって利用できるシーン数が異なり、XS460は「語学学習」、「カラオケ」、「楽器演奏」、「会話」、「会議」、「講義」と、ユーザー設定を保存できる「お気に入り」の7種類を搭載。XS360は「おけいこ」、「会話」、「講義」の3種類。そのほか、マイクで集音した音をイヤフォンなどでリアルタイムに聴ける「集音機能」も備える。
再生機能として、録音時に入ってしまったエアコンやプロジェクタなどの雑音を抑える「ノイズキャンセル再生」に対応。シャドーイング再生にも対応。語学の学習時などに利用する機能で、A-B区間を設定し、再生音(お手本)のあとに繰り返してトレーニングを行なえる。ファイル検索/再生機能や、再生速度調整機能、MP3ミュージックプレーヤーも備え、XS460はWMAファイル再生にも対応する。
XS460のみ、聴きたい方向の音声を強調して聴ける「フォーカス再生」機能を備える。会議など複数の声が交わるシーンの録音音声を、再生時に聴きたい方向(前/左/右)を選んで強調し、聴きたい人の声を聞き取りやすくするというもの。このほか、屋外録音時などの風切り音を低減する「風音キャンセル」機能も備える。
XS460は、AMラジオ放送と同一の放送内容をFM聴取できるFM補完放送(ワイドFM)に対応したFMラジオチューナを備え、録音も可能。聴取時は本体に接続されたイヤフォンケーブルをアンテナとして利用する。
内蔵メモリはどちらも4GBで、microSDHCカードも利用可能。録音形式はリニアPCMとMP3で、XS460はMP3 320kbps、192kbps、128kbps、64kbpsに対応。モノラル録音時は32kbpsと8kbps。XS360はMP3 320kbpsと64kbpsには非対応。出力90mWのスピーカーやイヤフォン出力を装備。ライン入力にも対応する。電源は単4形乾電池×1で、XS460はニッケル水素乾電池が付属し、USB充電にも対応する。
外形寸法/重量は、XS460が40.8×16.8×105mm(幅×奥行き×高さ)/約55g(電池を含む)、XS360が40.1×15.6×112.7mm(同)/約51g(同)。
このほか、内蔵2GBメモリを備え、単4形乾電池で駆動する「RR-US330」を9月17日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,000円前後。3種類の「録音シーンセレクト」を備え、「ノイズキャンセル再生」機能やシャドーイング再生にも対応。MP3ミュージックプレーヤーも備える。カラーはブラックのみ。