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ソニー、音質にこだわったmicroSDXCカードの一部に音飛びなどの不具合。良品と交換
(2015/10/1 15:41)
ソニーは1日、microSDXCメモリーカードの高音質モデル「SR-64HXA」(64GB)の一部において、ファイルの追加や削除、フォーマットができない、ウォークマンなどで利用時に音飛びが発生するなどの不具合があると発表した。対象製品の無償交換を実施する。
対象となるのは製造番号「11544503」、「12294505」で、対象枚数は約2,000枚になるという。メディア裏面にレーザー刻印されており、3段ある文字の、中央の行が製造番号となる。
SDカードには、エラーのある領域を利用せず、問題のない領域を使用するという基本的な機能がある。ソニーによれば、今回の原因は「(その部分の)設計が適切ではなく、エラーの無い領域のデータも、別の問題のない領域に書き換える動作をしてしまい、音飛びなどの原因になった」という。
対象製品のユーザーは、ソニーの窓口まで連絡するよう呼びかけている。無償交換期間は2016年9月30日まで。窓口の連絡先など、詳細はソニーのページを参照のこと。なお、無償交換に際して、ソニー側はメディア内部のコンテンツに触れないため、ユーザー自身が事前にPCなどへコンテンツを移動してから交換して欲しいとしている。
「SR-64HXA」は、microSDカードスロットを備えたオーディオプレーヤーで利用できるメモリーカード。カードに記録した音楽ファイルをプレーヤーで読み出し、再生する際に、「より良い音への期待に応えるメモリーカード」としている。
カードからファイルを読み出す際に発生する、微弱な電気的ノイズに着目。パーツの吟味や技術的な音質改善アプローチを行なう事で、再生機器の部品や回路に悪影響を与えるノイズを低減したという。