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HiBy Music、「音に宿る光が静かに広がる」フラッグシップイヤフォン

「Zeta II」

ミックスウェーブは、HiBy MusicのフラッグシップIEM(インイヤーモニター)で9ドライバーのハイブリッド型「Zeta II」を、7月31日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は270,000円前後。試聴機は7月24日から展開される。

「優れた定位表現と精密なサウンドステージ再現、しなやかで優雅なトーンバランスの両立を目指して設計された」という有線イヤフォン。「各音のあいだには自然な “息づかい”を感じさせる余白を残し、情報量と音楽性を高次元で調和させた。その結果、音楽はせかされることなく耳から心へとゆったりと流れ込み、音に宿る光が静かに広がるかのような深く没入感のあるリスニング体験をもたらす」という。

ドライバーはダイナミック、BA(バランスド・アーマチュア)、PL(マイクロ平面磁界)、EST(静電型)の4種類を組み合わせた4ハイブリッド/9ドライバー構成。内訳は低域にダイナミックドライバー×1、中域にBA×2、中高域にBA×1、高域にPL×1、超高域にEST×4。

ESTドライバーは第3世代Sonion製を4基搭載することで、70kHzにおよぶ超高域再生能力を実現。20kHzを超える帯域においても高い音響性能を維持し、開放感と自然な空間の広がりを描き出す。

マイクロ平面磁界ドライバーを組み合わせることで、高域の伸びと倍音表現の密度を高め、「音楽の繊細な色彩まで鮮やかに再現する」とのこと。

中高域にはKnowles製の高効率BAドライバーを採用し、楽器の豊かな音色表現と滑らかな帯域遷移を実現。さらに、Knowles製の複合デュアルBAドライバーを組み合わせることで解像度を高めた。

低域にはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)ドーム振動板とHCCAWボイスコイルを採用したダイナミックドライバーを搭載。高速な応答性と優れた振動制御を両立し、コンパクトな筐体ながら深く豊かな低域と高い制動力を実現する。

静電ドライバー4基と組み合わせることで「より開放的な空間表現と、音色に“ゆとり”を感じさせるナチュラルで拡散感のある空気感を描き出す」という。

5ウェイ精密クロスオーバーと、380μm厚の銀メッキ回路を採用して、各ドライバーの特性を緻密に統合した。帯域間のつながりを滑らかに整え、音楽のディテールと感情表現を損なうことなく自然に再現する。

また自社開発の5チャンネル独立音響チャンバーとカップリングモジュールも採用。各ドライバーごとに独立した音響キャビティを設計し、高精度3Dプリントによって一体化することで内部干渉を低減している。

高域の伸びと倍音表現をさらに向上させるため、専用の空間的倍音強調構造を採用。低域モジュールには十分なエアフローを確保し、キャビティ内の空気圧バランスを最適化することで、各ドライバーが理想的なダンピング特性(制動応答)を発揮する。これにより、自然で開放的な空気感と安定した再生を実現したとのこと。

再生周波数帯域は20Hz~40kHz、インピーダンスは15Ω@1kHz、入力感度は109dB@1kHz(180mVrms)。

筐体には航空機グレードのチタン合金シェルを採用することで、軽量性と高剛性を両立した。不要な共振を抑制するとともに、より純度の高い音響応答を実現している。

さらにウォッチグレードのCNC精密加工と真空イオンプレーティングも採用。高強度チタン合金シェルを精密に成形し、優れた装着性と音響的一貫性を確保した。表面に薄膜コーティングを施すことで耐摩耗性・耐腐食性を高めた。

シェル形状は膨大な耳型データをもとに最適化。多くのユーザーに適合する人間工学設計により、コンパクトで快適な装着感とフラッグシップにふさわしい安定したリスニング体験を提供するという。

付属ケーブルは、銀メッキOCCと純銀を組み合わせたハイブリッド仕様。独自の編み構造により音場の広がりと高域の伸びを強化し、Zeta IIの精緻なディテール表現と自然な音の滑らかさを最大限に引き出すとのこと。プラグは4.4mmバランス、イヤフォン側コネクタは0.78mm 2Pinでリケーブルに対応する。

HiBy自社開発のリキッドシリコンイヤーピース「WG01」と「WG02」が付属。特殊な内壁構造により低域の弾力と中域の滑らかさを向上させ、遮音性と音の明瞭度を高めている。そのほか付属品はクリーニングツールやキャリーケースなど。