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オンキヨー、業務用スピーカーを皮切りにPA機器事業に本格参入

 オンキヨーは、10月より店舗設備向けの業務用スピーカーシステムを出荷開始し、業務用音響機器(PA機器)事業に本格参入すると発表した。

10月に出荷開始した業務用スピーカーシステム

 同社の主力事業の一つであるOEM事業(BtoB事業)を強化し、中国を中心とするアジア地域の映画館や遊戯施設、公共施設等で使用するスピーカーなどの業務用音響機器の開発を推進。また、アンプやマイク、ステージ用音響機器まで市場開拓を図る。

 中国では映画館や大型アトラクション施設などの建設ラッシュが継続し、国内でも都心の再開発や商業ビルなどの建設が続いており、2020年までに24兆円規模の関連経済効果が見込まれている。BtoB事業分野の中でも特に拡大しているというPA機器市場に参入することで、同社のスピーカー部品を中心としたBtoB事業の拡大と業績向上を目指す。

(庄司亮一)