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Samsung、新サブピクセル構造のゲーム用QD-OLEDパネル。テレビ用はピーク輝度4500ニット

韓国Samsung Displayは現地時間1日、360Hzのリフレッシュレートに対応した34型ウルトラワイド「VストライプQD-OLEDパネル」の量産を開始したと発表した。2025年12月から、ASUSやMSIなどのモニターメーカー7社にパネルを供給しており、同パネルを採用した新モニターがCES 2026で発表されるという。

新しいVストライプQD-OLEDパネルは、赤・緑・青のサブピクセルを垂直方向に配列した量子ドット搭載有機EL(QD-OLED)パネル。従来パネルで採用してきた“三角形状のサブピクセル配列”を変更しているのがポイント。

新構造により、文字の輪郭などが鮮明に表示できるようになり、文書の編集やコーディング、コンテンツ作成など、「テキストを多用する作業を行なうユーザーに最適」という。

また、今回の新パネルは、21:9のウルトラワイドアスペクト比、滑らかな動きと高速応答を実現する360Hzのリフレッシュレート、1,300ニットのピーク輝度を実現。ゲーミング用途として、高い性能を備えた。

アスペクト比16:9のディスプレイと比較して、21:9のディスプレイは一般的に、水平方向のピクセル数と処理データ量が多くなる。このため、同じリフレッシュレートであっても消費電力、発熱量などが増加する。また左右のピクセル間で均一な信号タイミングを維持することも困難で、ウルトラワイドタイプでの高リフレッシュレートなパネルは量産が難しかった。

同社の関係者によれば、新パネル量産の技術的課題は「有機材料の寿命短縮」「発熱」「輝度低下」だったとのこと。「輝度面で優位性のあるQD-OLEDのトップエミッション構造に加え、有機材料の効率向上と設計最適化により、『Vストライプ』ピクセル構造、超ワイドアスペクト比、高リフレッシュレート、高輝度という4つの主要機能を統合した高性能モニターディスプレイの量産を実現した」としている。

2026年のテレビ向けQD-OLEDはピーク輝度4,500ニットへ

CES 2026では、最新世代のテレビ向けQD-OLEDパネルも初公開する。

テレビ向けQD-OLEDは、新たに最適化された有機材料を採用することで、ピーク輝度4,500ニットを実現。「同等のピーク輝度を持つ競合製品と比較して、QD-OLEDはより鮮やかな色再現と高い知覚輝度を実現し、AIベースの画質最適化技術との互換性をさらに向上させる」という。