10月の販売用BD売上額は前年割れ。レンタルBDは144.7%に伸長

　日本映像ソフト協会(JVA)は2日、2015年10月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比98%の166億900万円。売上本数は同100.3%の568万4,000枚。BDとDVDの売上金額の割合は42.2:57.8。

　2015年10月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比98.4%の70億1,300万円で、数量は同103%の158万1,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は42.2%で、数量の構成比は27.8%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比96.5%の66億1,700万円、数量は同101.9%の139万6,000枚。レンタル店用は売上額が同144.7%の3億8,500万円、数量が同111.9%の18万4,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比97.6%の95億9,600万円で、数量は同99.3%の410万2,000枚。内訳は、販売用DVDが前年同月比95.4%の49億4,300万円、数量は同93%の162万1,000枚。レンタル店用は売上額が同99.6%の45億8,200万円、数量は同103.8%の246万5,000枚。

　販売用BD/DVD全体は前年同月比96%の115億6,000万円で前年割れ。販売用の売上金額に占めるBDとDVDの割合は57.2:42.8となった。レンタル店用の売上金額に占めるBDとDVDの割合は7.8:92.2で、DVDの方が多い状況。しかしDVDの売上金額が前年同月比99.6%となる一方、BDは同144.7%に伸長。これによりレンタル店用の売上は49億6,700万円で前年同月比102.1%となった。

　2015年10月度の新作BDビデオは、販売用が同101.9%の267タイトル、レンタルは同69.2%の18タイトル。新作DVDは販売用が前年同月比82%の397タイトル、レンタルは同60.1%の273タイトル。