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Shokz、耳掛け&骨伝導イヤフォンのエントリーモデル。各19800円

「OpenFit Air 2」

Shokzは、耳掛け式完全ワイヤレスイヤフォンのエントリーモデル「OpenFit Air 2」と、骨伝導型イヤフォンのエントリーモデル「OpenRun Air 2」を、9月16日に発売した。価格はどちらも19,880円。

OpenFit Air 2

「軽やかな装着感、音に浸れる一体感」がコンセプトのモデル。重さは片耳7.2gで前モデルから17.3%の軽量化を実現。肌に優しい柔らかな素材を採用しており、長時間でも快適に装着できるという。

イヤーフック部分には、0.75mmのニッケルチタン合金製フレームを使うことで、耐久性を確保。耳に自然とフィットし、人間工学に基づいたフックが耳の形状に合わせて調整されるため、圧迫感を軽減しながら、ワークアウト中でもしっかり装着できる。

音質を司るドライバー部には、独自の特許技術「Bassphere」を投入。2基のダイナミック型ドライバーを向かい合うように配置することで、16mm径ドライバー相当の出力を実現し、「豊かで迫力ある低音と、広がりのあるサウンドステージを届ける」という。このBassphereは、これまで同社のイヤカフ型イヤフォンに採用されてきており、耳掛けタイプのモデルに投入されるのは今回が初めて。

深みのある低音を実現する「Shokz OpenBass 2.0 アルゴリズム」も採用。スタンダード/ボーカル/低音強化/プライベートのプリセットEQに加え、ふたつのカスタムモードも搭載し、好みに合わせてサウンドを調整できる。音漏れを抑えるDirectPitchテクノロジーも採用。

イヤフォンの操作は感圧式ボタンに変更され、汗や水滴、髪の毛による誤操作を防ぐ。デュアルマイクシステムとAIノイズリダクションアルゴリズムにより、周囲の雑音を抑えながらクリアな通話も可能。

バッテリー駆動時間はイヤフォン単体で最大8時間、充電ケース併用で最大36時間。10分の充電で3時間使える急速充電にも対応する。

イヤフォンはIP55の防塵・防滴仕様で、突然の雨やハードなワークアウトにも対応。Bluetooth 6.1準拠で、コーデックはSBCとAACをサポートする。マルチポイント接続やGoogle Fast Pair、Microsoft Swift Pairもサポートする。

カラーバリエーションはブラックとホワイト、「鮮やかな印象を与えたい」という新色のアイスブルー。

ブラック
ホワイト
アイスブルー

OpenRun Air 2

「OpenRun Air 2」

「軽やかで空気のような装着感を目指して設計した」という骨伝導型イヤフォン。Jerry氏も「骨伝導(技術)がブランドの根幹にある。力を入れて製品開発していくという思いがある」とし、ランニングやワークアウト向けに作り込んだ1台だと紹介した。

装着イメージ

骨伝導型イヤフォンは、音を届ける仕組み上、ドライバー部分を頭部に密着させる必要があるが、これが装着時の圧迫感にもつながってしまう。OpenRun Air 2では、そんな圧迫感の軽減にも取り組んだといい、頭部にもっとも触れるドライバー部分の面積を大きくすることで圧力を分散している。

骨伝導で高音質を実現する「PremiumPitch 3.0」を採用。オールメタル製のデュアルコイル・デュアルリード構造を採用した骨伝導ドライバーを搭載しており、「低音性能を高めるとともに、ボーカルのディテール表現も向上し、深みのある低音、滑らかな中音域、クリアな高音域を備えたバランスの良いサウンドを実現」したという。

充電ポートはUSB-C。ポートがある本体右側には電源ボタンなども備える

Bluetooth 6.0準拠で、コーデックはSBCをサポートする。連続再生時間は最大10時間で、5分の充電で最大2時間使える急速充電に対応。充電ポートはUSB-C。

イヤフォン全体でも、従来モデルから9%以上の小型化を実現した。重さは26.4g。イヤーフックも新設計し、耳の自然なカーブにフィット。圧力を均等に分散する。

前方に重心を最適化して設計することで、ネックバンドの揺れを最小限に抑え、ランニングやジャンプ、方向転換といった動作でも安心して使用できるという。IP67の防塵防水仕様で、使用後は水洗いすることも可能。なお、水泳や水中での利用には非対応。

ネックバンドのサイズが異なる2種展開

ネックバンド部の長さが異なる標準/Miniの2モデルを用意。メジャーを使って片耳の後ろから後頭部に沿って反対側の耳の後ろまでを測定し、23.5cm以上の場合は標準サイズ、23.5未満の場合はMiniサイズを選ぶように呼びかけられている。

ブラック
アイスブルー

カラーバリエーションはブラックとアイスブルーだが、Miniはブラックのみ。

あわせてShokzは、パリ五輪の男子マラソンで日本人最高位となる6位入賞を果たした陸上競技選手の赤﨑暁(あかさきあきら)が「Shokzアスリート」に就任することも発表した。赤﨑は「音楽と共に外の世界へ走り出しましょう!」とのコメントを寄せている。

Shokzアスリートに就任した赤﨑暁

実機を聴いてみた

短時間ながら、実機を試すことができたのでファーストインプレッションをお届けする。サウンドはiPhone 16 Proを使ってチェック。音源にはApple Musicを使用し、アプリのイコライザーはすべて「スタンダード」にしている。

まずは耳掛け式のOpenFit Air 2から。本体は肌触りの良いシリコン素材に覆われているので、肌触りは抜群。イヤーフックが耳のカーブに沿うようにフィットしてくれるので、装着感も良好だ。

装着イメージ

サウンドは、低音~高音のバランスが良好。低音が痩せていたり、逆にパワフルになりすぎていたりすることもなく、ボーカルの解像感も邪魔しない。耳の穴をふさぐカナル型イヤフォンなどと比べると低音の厚みや沈み込みは物足りなさもあるが、オープン型のイヤフォンとしては必要十分な量感に感じられる。

女性ボーカルの高音域などにも、耳に刺さるようなトゲトゲしさ、ピーキーさは感じない。またボーカルの後ろで楽器隊が鳴っているという、音場全体の奥行き感もしっかりと感じられる。

続いては骨伝導式のOpenRun Air 2。サイズは標準を使っている。

骨伝導は音を届ける仕組み上、こめかみ付近にドライバーを密着させなくてはならず、どうしても締め付け感が出てしまう。このOpenRun Air 2も“こめかみに何かが貼り付いている”ような感覚があるが、頭が痛くなるほどの強さではなく、うまくバランスが取られている印象だ。

サウンドは、ボーカルがしっかりと浮かび上がって、歌モノを楽しみやすい印象。耳掛け式のOpenFit Air 2と比べると、解像感が少し低く、低音も少し線の細さを感じるが、周囲の音もしっかり確認したいランニングやトレーニング用途としては十分な音色に感じられる。

本体には右側のイヤーフック付け根部分に電源を兼ねたボリュームボタン、左側のドライバー部分に再生/停止などができる物理ボタンを備えており、操作も簡単。ただ再生/停止ボタンは左側にしかないため、右利きの筆者は慣れるまではつい右側のドライバーを触ろうとして「こっちじゃなかった」となることが何度かあった。

なお、ShokzのPR担当責任者・Jerry Zhao氏によれば、音質面も含め、骨伝導採用モデルのフラッグシップモデルは、骨伝導と空気伝導を組み合わせた2024年発売「OpenRun Pro 2」だという。