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クリエイティブ、ハイレゾ対応でバーチャル7.1ch再生も可能なゲーミングUSBオーディオ

 クリエイティブは、ゲーミングオーディオ向け新ブランド「Sound BlasterX」の第3弾製品として、PCと接続し、192kHz/24bitまでのハイレゾ再生や、バーチャル7.1ch再生が可能なUSBオーディオユニット「Sound BlasterX G5」(SBX-G5)を12月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は17,800円。

「Sound BlasterX G5」(SBX-G5)

 Windows Vista SP1/7/8/8.1/10、Mac OS X 10.6.8~10.11に対応するUSBオーディオ。入力端子として、USB、ステレオミニのアナログライン入力兼光デジタル入力(排他)、ステレオミニのマイク入力を装備。出力は、ステレオミニのヘッドセット、アナログライン兼光デジタル出力(排他)を各1系統備えている。

 USBバスパワーで動作。外形寸法は70×111×24mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約145g。

正面。ヘッドセット入力、マイク入力
背面。ライン/光デジタル兼用の入出力端子、USB端子を2系統備え、中央のUSB端子はマウスやキーボードなど、他のUSB機器を接続するためのもの

 PCとUSB接続し、ステレオミニ4極タイプのヘッドセットを接続可能。32Ω~600Ωまでのヘッドフォンに対応する(ゲイン切り替えスイッチ装備)。個別にマイク入力も備えているため、ヘッドフォンとマイクプラグが別れているヘッドセットも利用できる。ステレオミニのライン出力や光デジタル出力とPCスピーカー、DAC内蔵アンプなどを接続する事も可能。

 内部にはマルチコアオーディオプロセッサ「SB-Axx1」を搭載。ダウンロード提供されるWindows用ソフト「BlasterX Acoustic Engine Pro」と組み合わせる事で、ユーザーが自分好みのサウンド環境やゲームに合わせたセッティングのカスタマイズが可能。ゲームソフトに合わせ、3つまでのプロファイルを保存し、切り替える事も可能。ボイスチェンジ機能「VoiceFX」も細かくカスタマイズできる。敵の足音など、ゲーム内の環境音をハイライトする「Scout Mode」も利用可能。

 クリエイティブ製ドライバをWindows PCにインストールした場合は、7.1chバーチャルサラウンドとして再生する事も可能。

 オーディオ再生向けに、オーディオプロセッサをバイパスする「ダイレクトモード」も搭載する。音楽データは192kHz/24bitまで対応するが、光デジタル出力する際は96kHz/24bitとなる。

 Windows PCと接続時には、ヘッドセット入力、マイク入力、光デジタル入力、ライン入力からの音声と、PC内のサウンドをミックスして録音する「再生リダイレクト」にも対応。PCからのインターネット配信、ゲーム実況配信などに使うこともできる。

 本体にはUSB Type Aポートも1系統備えており、マウスやキーボードなどのUSB機器を接続可能。Sound BlasterX G5を接続した事でUSBポートを減らさずに利用できる。

側面に操作ボタン
「Sound BlasterX」ゲーミングヘッドセットとの組み合わせに最適だという

(山崎健太郎)