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東芝、サウンドバースピーカー+3チューナのこだわり2K TV「REGZA V30」
(2016/2/9 11:00)
東芝は、サウンドバーデザインの高音質スピーカーやトリプルチューナを搭載した液晶テレビ「REGZA V30シリーズ」を2月下旬より発売する。40型の「40V30」と、32型「32V30」の2モデル展開で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は40型が9万円前後、32型が65,000円前後。
40型で9万円以下とリーズナブルな製品ながら、画質や音質にこだわり、トリプルチューナの搭載など機能面での充実を図った新シリーズ。価格が最重視されるクラスの製品だと、シングルチューナ機が多く、画質/音質に力を入れていない製品もあるが、「V30では、ちゃんとした2Kテレビを作った」(東芝ライフスタイル VS第一事業部 商品企画部 TV担当 本村 裕史氏)。価格が重視される製品でも、こだわりの画/音質や、トリプルチューナによる使い勝手の良さなどで、新生活商戦向けに差別化を図るという。東芝のテレビ事業は、海外は終了し、ブランドビジネスに移行するが、「国内ビジネスは骨太の製品を出していく。2016年はREGZA 10周年。V30だけでなく、今年のREGZAは攻める」という。
NEW レグザ・エンジンCEVOとサウンドバー風デザインを採用
液晶パネルは、40型が1,920×1,080ドットのフルHD VAパネル。32型が1,366×768ドットのIPSパネルで、パックライトは40型がエッジ型、32型が直下型となる。映像エンジンに「NEW レグザ・エンジンCEVO」を搭載し、画質を強化。画像をピクセルごとに分解し、テクスチャー部の立体感/質感向上を行なうほか、ノイズが起きやすいエッジ部には異なる画像処理を適用する「マスターリファイン」により、先鋭かつクリアな映像を実現する。
動画遅延は、業界トップクラスとなる約0.05フレーム(約0.83msec)の「瞬速ゲームダイレクト」に対応。格闘ゲームなど、ボタン操作タイミングが重要なゲームも快適にプレイできるという。また、新たにWii Uに最適化し、HDMI接続時に、Wii Uのゲーム信号を自動で認識し、シャープネス制御など最適な画像処理を行なうという。
さらに、サウンドバー風のデザインの「クリアダイレクトスピーカー」を搭載。4×12cmのフルレンジユニットを2基内蔵し、前面に配置。音の勢いを損なわずに明瞭で臨場感あふれる再生が可能という。出力は10W×2ch。
3チューナ搭載。ミルコレやNetflixも
チューナは、地上/BS/110度CSデジタル×3。別売のUSB HDDを追加して、2番組の同時録画が可能な「BSも地デジも3チューナW録」構成としている。「みるコレ」にも対応し、タレント別やスポーツチーム別、大人向けアニメなどのテーマから番組やシーン、YouTube動画などを選んで再生できるほか、テーマに関連する番組を自動録画予約できる「おまかせ録画」にも対応する。
レコーダの録画番組をネットワーク経由で再生する「レグザリンク・シェア」や、V30で録画した番組をレグザサーバーやレグザーブルーレイのHDDやBDにダビングできる「レグザリンクダビング」に対応する。
Ethernetと無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)に対応。NetflixやYouTube、DMM.com、TSUTAYA TV、U-NEXT、アクトビラビデオ、クランクインビデオなどの動画配信サービスに対応。リモコンにはNETFLIXボタンを備えている。
入力端子はHDMI×2、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1。タイムシフトマシン(全録)対応レグザサーバーとHDMI連携する「タイムシフトリンク」にも対応し、リモコン中央に専用ボタンを設けている。
消費電力は40型が80W、32型が63W。年間消費電力量は40型が52kWh/年、32型が44kWh/年。外形寸法/重量は40型が90.4×16.5×57.8cm(幅×奥行き×高さ)/11.5kg、32型が73.5×15.8×50.7cm(同)/5.5kg。