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Sound Warrior、PCMとDSDの相互変換も可能なUSB DAC搭載ヘッドフォンアンプ
(2016/3/28 10:57)
城下工業は、Sound Warriorブランドの小型オーディオ「SW Desktop Audio」シリーズの新モデルとして、PCMとDSDデータを変換したり、サンプリング周波数を変更して音の変化を楽しめるUSB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「SWD-DA20」を4月上旬に発売する。予定価格は85,000円。
DACチップにESSのES9018K2Mを採用。DSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitまでのデータに対応。USB DAC機能以外にも、同軸デジタル、光デジタル、アナログRCA入力を備えている。同軸/光デジタルはPCM 192kHzまでの対応となる。出力は標準ジャックのヘッドフォン×1、アナログRCA×1。
最大の特徴は、サンプリングレートコンバータ(SRC)を内蔵しており、例えば入力したPCM 44.1kHz/16bitのデータを、内部でDSD 5.6MHzやPCM 384kHzなどに変換・アップサンプリングしながら再生できる事。フォーマットやサンプリングレートを変える事で、音の変化も楽しめる。なお、44.1kHz、48kHzからDSD 11.2MHzなど、変換できない組み合わせも存在する。
外部クロック入力用のBNC端子も備えており、44.1~384kHzのワードクロック、5.6448~49.152MHzまでのスーパークロック入力に対応する。
ヘッドフォンアンプ部には、原音の維持と高品位な出力を重視し、高級ヘッドフォンアンプICを選定したという。
電源は付属のACアダプタを利用。外形寸法は146×165×40mm(幅×奥行き×高さ)。縦置きにも対応する。
音の変化を体験する
実際にPCM 44.1kHz/16bitのデータを再生しながら、96kHz、192kHzとアップサンプリングしていくと、中高域の快調が豊かになるなど、サウンドが変化する。非ハイレゾのソースであっても、自然な音で楽しむ事ができる機能だ。
PCMからDSDの変換も可能で、PCMのハッキリした音から、DSDに変換するとアナログライクな、音の繋がりの良い、滑らかなサウンドに変化する。