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Sound WarriorのDAC「SWD-DA20」がUSB伝送のBulk Pet対応で音質改善
2017年11月1日 19:22
城下工業は1日、Sound WarriorブランドのUSB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「SWD-DA20」が、USBデータ伝送の「Bulk Pet」方式に対応したと発表。パソコンやDACの処理負荷を安定化することで音質改善を図る。利用するには、DAC本体のファームウェア更新と、パソコンの専用ドライバが必要。Windows/Macに対応し、一般的な再生ソフトで利用できるという。
Bulk Petは、大規模なデータを正確に処理するBulk転送方式を採用し、インターフェイス株式会社が開発。転送データの量と転送サイクルをコントロールできるのが利点で、使用環境や好みに応じてバルク転送のバランスを4パターンから選べる。
USBオーディオで一般的なアイソクロナス方式は、周期的に決まった量のデータを最速で流すため、パソコンとDACに処理負荷がかかるが、Bulk Petはデータをできるだけ少なくして連続的に転送することで、パソコンやDACの処理負荷を安定化し、音質も改善できるという。ビットパーフェクトで転送するため、データは変化しない。
既存のUSB Audio Classの再生環境と共存でき、アイソクロナス方式とBulk Petの比較も可能としている。
SWD-DA20は、DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitまでの再生に対応。PCMとDSDの相互変換機能を備え、サンプリング周波数を変えて音の変化を楽しめる。価格は85,000円。ファームウェアのアップデータはWindows専用で、アップデートできない場合は城下工業にアップデート作業を依頼することもできる。その際、本体送料はユーザー負担となる。