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TVの3月出荷は前年比2割減。'15年度電子機器出荷金額は5年連続のマイナス
(2016/4/27 18:24)
電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2016年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。3月の電子機器の出荷金額は前年同月比98.4%の1,242億円で、2カ月連続のマイナスとなった。内訳は、映像機器が同97.8%の618億円で3カ月ぶりのマイナスに転じた。音声機器は同94%の56億円、カーAVC機器は同99.4%の567億円で、いずれもマイナスとなっている。
また、2015年度計(2015年4月~2016年3月)は1兆2,561億円(前年比98%)で、5年連続マイナスとなった。各分野の'15年度計は、映像機器が6,452億円(前年比98.5%)で5年連続のマイナス。音声関連機器が671億円(同81.4%)で10年連続のマイナス。カーAVC機器は5,351億円(同98.3%)で2年連続マイナス。
3月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比81.3%の51万台。このうち、4K対応テレビは前年比213.8%の9万4,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は18.4%。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比127.3%の17万1,000台で、テレビ全体における割合は33.5%。
サイズ別では、29型以下が同54%の12万7,000台、30~36型が同83.8%の16万7,000台、37~49型が同110.5%の13万3,000台、50型以上が同115.4%の8万3,000台。構成比は順に25%、32.8%、26%、16.2%。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比89.8%の19万7,000台。内訳は、BDレコーダが同74.5%の14万1,000台、BDプレーヤーが同187.2%の5万6,000台。DVDビデオは同114.8%の4万8,000台。ビデオカメラは同70.8%の7万3,000台だった。
ラジオ受信機は前年同月比86.2%の11万2,000台で3カ月連続マイナス、ICレコーダは9万1,000台(同78%)で4カ月連続マイナス。ステレオセットは3万2,000台(同105.6%)で、2カ月連続プラス。スピーカーシステムは2万2,000台(同103.7%)で、21カ月ぶりにプラスに転じた。ポータブルオーディオは同102.1%の9万台。
カーナビは前年同月比91.7%の56万7,000台で、4カ月連続マイナスとなった。