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富士通、磁性流体のハイレゾスピーカー/3波Wチューナ搭載デスクトップPCなど

 富士通は、ハイレゾ対応スピーカーを搭載し、音質にこだわった一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH53/YD」や、15.6型ノートPC「LIFEBOOK AHシリーズ」など、2シリーズ3機種を5月19日より順次発売する。価格はオープンプライスで、デスクトップPC「FH53/YD」はWeb直販価格169,905円。LIFEBOOKシリーズは、上位モデル「AH77/Y」が直販213,645円、下位モデル「AH42/Y」が直販140,745円。OSはWindows 10 Home 64bit版。

3波ダブルチューナ搭載の「ESPRIMO FH53/YD 」

23型液晶/3波Wチューナ搭載「FH53/YD」。パイオニア共同開発のハイレゾスピーカーも

 「FH53/YD」は、狭額縁の23型フルHDディスプレイを一体化したデスクトップPCで、5月19日発売。カラーはスノーホワイト。従来モデルから基本性能を強化し、Intelの新CPU「Celeron G3900T」やDDR4メモリを搭載している。HDDは1TB。

 AV機能の特長として、地上/BS/110度CSデジタルのテレビチューナを2基搭載。1番組録画中であれば別チャンネルへの切り替えができる。2番組の同時録画にも対応する。SeeQVaultにも対応し、対応メディアへ録画番組をダビング/ムーブして、スマホ/タブレットで番組再生を楽しめる。

 パイオニアと共同開発した、ハイレゾ対応スピーカーを搭載。ツイータの振動板を支える部分に磁性流体を使って不要振動を抑えて高音域をクリアに再生可能。吸音材も内蔵するなど、音質にこだわった設計とした。なお、スピーカーはPCの電源ON時だけでなく、OFF時も利用可能。またヘッドフォン端子の出力もハイレゾ対応となっている。

オンキヨー製スピーカー搭載のノートPC2モデル。ハイレゾヘッドフォンにも対応

 LIFEBOOK AH77/YとAH42/Yは、15.6型液晶ディスプレイを搭載したノートPC。解像度は、AH77/YがフルHD/1,920×1,080ドットで、AH42/Yは1,366×768ドット。上位のAH77/Yは画面のタッチ操作に対応する。どちらもカラーによって発売日が異なり、プレミアムホワイトとシャイニーブラックは5月19日。ガーネットレッドは5月26日。

LIFEBOOK AH77/Y

 どちらもオンキヨー製のスピーカーを内蔵し、AH77/Yではハイレゾ音源の再生にも適しているという。ヘッドフォン出力もハイレゾに対応し、別売のハイレゾヘッドフォンを繋いで高音質な音楽再生が楽しめるとする。

 キーボードは約2.5mmの深いキーストロークで、各指の力に応じてエリアごとにキーの重さを3段階に設定。キー列に階段状段差の傾斜をつけたり、キートップをわずかに凹ませた設計を採用するなど、文字の打ちやすさにこだわっている。「Office 2016」や、ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK」も搭載している。

LIFEBOOK AH42/Y

 スペックは、AH77/YがCPUにCore i7 6700HQを採用し、メモリは8GB。AH42/Yは、CPUがCeleron 3855U(1.6GHz)で、メモリは4GB。HDDはどちらも約1TB。光学ドライブはAH77/YがBDXL対応のBDドライブで、AH42/YはDVD±R DL対応のスーパーマルチドライブ。

 このほか、ユーザーの用途に合わせて仕様をカスタマイズできる「カスタムメイドモデル」を用意。AH77/Yをベースに16GBメモリやハイブリッドHDD/SSDなどを選べる「WA3/Z」のほか、ベーシックタイプとして「WA2/Z」と「WA1/Z」をラインナップする。

(庄司亮一)