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据置型プレーヤー「AK500N」値下げ&4TB追加。アンプ+電源+スタンドセットも
(2016/5/31 12:00)
アユートは、Astell&KernのSSD内蔵据置型ネットワークオーディオプレーヤー「AK500N」に4TBモデルを追加し、既発売の1TB、2TBの直販価格を値下げする。発売日/価格改定日は6月1日。価格はオープンプライス。4TBの直販価格は152万円(税込)。1TBの新価格は118万円(税込/従来は169万円)、2TBは135万円(同184万円)。受注生産で、納期はいずれも約1カ月。カラーはブラックとシルバーを用意する。
また、AK500Nと組み合わせるパワーアンプ、電源、LEDライト付きのスタンドをセットにした「AK500AP」を6月3日より受注開始。こちらも受注生産モデルで、納期は約1カ月。AK500N専用設計で、他の機器とは連携できない。価格はオープンで、直販価格は101万円(税込)。カラーはブラックとシルバー。
AK500AP
AK500Nはキューブ型の筐体を採用しているが、その下部に設置できるパワーアンプ「AK500A」、電源ユニット「AK500P」、それらを支えるスタンドをセットにしたものがAK500APとなる。
パワーアンプ部には、航空宇宙産業で使用されているという、高い周波数のスイッチングモード電源(SMPS)を採用、「最も複雑な波形でも完全な応答」ができるという。定格出力は50W×2ch(8Ω)。SN比は105dB。周波数特性は20Hz~20kHz。
フルバランス設計になっており、外部ノイズの混入を低減。パワーファクターコレクション(PFC)は、「完璧なまでにサージノイズを遮る」という。
また、一般的なアンプで使われるコンデンサは、「音色に変化をもたらす」として使わず、DCフィードバックループ設計を採用。入力バッファ、ドライバ、出力段は、相互干渉を防ぐためアンプユニットから分離した独立設計を採用。「音質に悪影響を及ぼす部分は、定電圧回路を分けることにより根絶する」という。
入力端子はXLRバランス。スピーカーターミナルにはWBTバインディングポストを採用。消費電力は480W(スタンバイ時は20W)。外形寸法は約201×238×140mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7.4kg。
電源ユニットの出力電圧は1,000W。専用のACケーブルでAK500と接続する。外形寸法は約201×238×70mm(幅×奥行き×高さ)バランスケーブルや内部電源ケーブル、サブ電源ケーブルなどを同梱する。
AK500NとAK500APは、「スイスの名峰・マッターホルンが太陽に照らされながら刻々と変化していく姿に感銘を受け、そのイメージを投影した」というデザインを採用。光の反射で変化していく巨大な岩壁を模している。
また、フロントパネルのフォルムは複数の斜面が1点に集積するようデザインされており、「音の要素である、高域・中域・低域をも暗示している」という。スタンドにはLEDライトも内蔵。コンポを横から照らす形となっている。
AK500N
スロットローディング式のCDドライブと、4ベイのSSDスロットを備えた一体型オーディオシステム。USB DAC機能、DLNAサーバー/コントローラー/レンダラー機能、無線LAN、Ethernet、MQS Streamingサーバー機能、ヘッドフォン出力などを内蔵している。
音楽CDを挿入し、内蔵SSDにWAV/FLACでリッピング。ジャケット画像やアルバムタイトルなどの情報を付与した上で蓄積できる。天面に7型のタッチパネルディスプレイを備え、そこからリッピングや再生操作を行なう。
再生可能なフォーマットは、WAV/FLAC/WMA/MP3/OGG/APE/AAC/Apple Lossless/AIFFで、DSDのDFF/DSFもサポート。PCMデータは192kHz/24bit、DSDは5.6MHzまでサポートする。
ノイズを抑えるために、電源部には10,400mAhの大容量リチウムイオンバッテリを搭載。このバッテリからクリーンな電源を供給し、約7時間の動作が可能。電源ケーブルを接続した状態でもバッテリを使用し、バッテリの残量が5%以下になるとはじめてチャージを行なう。外形寸法は214×238×243mm(幅×奥行き×高さ)。