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PlayStation 4、Xbox One登場。E3会場で実機を写真でレポート

 今年もE3が始まった。例年なら各ハードウエアメーカーのプレスカンファレンスからお伝えしている……はずなのだが、残念ながら、今年は諸事情により、カンファレンスの記事は掲載しない。

 その代わり、E3会場でチェックした2つの新ハード、マイクロソフトの「Xbox One」とソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStaion 4」のハードウエア写真をお送りする。ハンズオンの内容については後ほど追記させていただく。

 なお、マイクロソフトはXbox Oneをまだ日本でしばらく発売しないこともあり、今回は詳細の取材などはかなわなかった。だがSCEについては、例年掲載しているSCEトップインタビューを含めたエグゼクティブインタビューをお届けできる予定だ。

 それから、両ハードについて気がついたことを一つ。

 今回は、ネットにも常時接続し(Xbox Oneはほぼ強制、PS4はそうではないという差はあれど、能力を完全に生かすならほぼ前提といっていい)、電源も切らないで「レジューム」的に運用するためか、「電源ボタン」が目立たない。実際にはもちろんあるのだが。使い方・遊び方のイメージも、PS3、Xbox 360世代とは大きく変わりそうだ。

薄型据え置きPC的質感の「Xbox One」

マイクロソフトブース。マイクロソフトの文字はほとんど見えず、「Xbox」ブランドで推している

 まずはXbox Oneから。「大柄」と伝えられてきたが、確かにちょっと大きい。ちょっと前まで日本でもいくつかあった「静音重視・リビング向けの据え置き型パソコン」的なボディだ。

 Xboxというと外付けの電源が(あまり良くない意味で)特徴的だったが、会場ではまだはっきりしない。コメントは得られなかった上、はっきりと確認できる展示もなかった。ただ、背面に「メガネ型(二芯式)の電源コネクタっぽいものはあるが、Xboxマークがついていて形状も異なる」こと、そこにはかなり太めの独自っぽいケーブルで接続されていたことから、今度も電源は外付けである可能性が高い。

Xbox Oneの本体正面。基本は横置き。光学ドライブ(BD)は左側に搭載されている。正面に端子類は見受けられず、光学ドライブはスロットイン式
本体背面。左に電源とおぼしき「Xbox」コネクタがあるほか、HDMIがInとOutの両方、光デジタル出力にUSBが2つ、そしてKinect用の専用コネクタ、Ethernetなどがある
本体右側面。スリット的なデザインが施されている。端子類は見あたらない。本体左側には、コントローラー用と思われるUSB端子がある
新Kinectとコントローラ。サイズはこれまでとあまり変わらない。Xbox Oneについては、Kinectは標準搭載になる
コントローラーはこれまで通り、握りやすく好感触。LRボタンとデジタル十字ボタンは、より押しやすいと感じた。こちらも好感触。

 なお、マイクロソフトは今回同時に、Xbox 360の新モデルを発表している。デザインがさらにシンプルになったが、価格は変わっていない。アメリカでは最廉価モデルが199ドルで販売される。日本でも6月中に発売予定だ。

新型のXbox 360。まだまだ収穫期であるXbox 360の市場をサポートするためのモデルだろう
新型Xbox 360の背面。さほど大きな変化はないが、出力がHDMIのみになっている点に着目

「平行四辺形」っぽさが目を引くPS4、薄さは魅力的

SCEブース。こちらも「PlayStation」ロゴでアピール。近年のイメージカラーであり青で統一しており、緑のマイクロソフトとは対照的だ

 次はPS4だ。こちらについては、ハードのデザインは初公開となった。

 基本は縦置きのようで、4つのひし形を組み合わせたような形状。直線で構成されている点などは、PS2を思わせる。なおPS4については、伝統の「メガネ型プラグ」が見えるため、電源は内蔵であると思われる。

PS4本体。正面、というか広い面積の部分を中心に展示。実際には「縦置き用スタンド」をセットにして使っている
本体正面。上にスロットイン式のBDドライブを搭載。下側にUSBが2つある。中央のスリットのうち、左側がディスクイジェクト・右側が電源スイッチになっている
本体背面。後ろ側はコネクタと排気・吸気口が目立つ。電源は内蔵、Ethernetと光デジタル音声出力、HDMIと、かなりシンプル。PlayStation Camera接続用のAUX端子もある
コントローラー。短時間握ってみたが、LRボタンの誤動作はかなり減っている印象。全体的にいままでと同じような印象のデザインなのだが、握りが細くなっていて、持つというより「握る」感じを受けた。
別売のコントローラー充電スタンド。PS3でもあったオプションだが、あると便利そうだ
本体に標準添付されるモノラルヘッドセット。コントローラーに差し込んで利用する
モーションコントロールや画像認識に使う「PlayStation Camera」。Kinectと違いこちらは別売で、北米価格は59ドル。右側の四角いブロックは、コネクター部であると同時に、角度をつけるためのスタンドにもなっている

西田 宗千佳

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、週刊朝日、AERA、週刊東洋経済、GetNavi、デジモノステーションなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。
 近著に、「顧客を売り場へ直送する」「漂流するソニーのDNAプレイステーションで世界と戦った男たち」(講談社)、「電子書籍革命の真実未来の本本のミライ」(エンターブレイン)、「ソニーとアップル」(朝日新聞出版)、「スマートテレビ」(KADOKAWA)などがある。
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